2012 Fiscal Year Annual Research Report
ライブ・ネットワーク型および独習型一体の統合理科学習支援システムの開発
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22500817
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Research Institution | Oita University |
Principal Investigator |
中島 俊男 大分大学, 教育福祉科学部, 教授 (70201879)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
軸丸 勇士 大分大学, その他部局等, 名誉教授 (40040729)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 力場作成ソフト / MDシミュレーション / 環状無機リン酸 / 教育工学 / 遠隔制御 / e-learning / シミュレーションソフト / 化学物理 |
Research Abstract |
平成24年度においてはWindowsでの分子の力場パラメータの作成に不可欠なステムソフトウェア、「Direct Force Field 7.0」を使用し基礎的な無機物質シクロ3リン酸ナトリウムの分子力場の作成と最適構造を決定するのに初めて成功した。このソフトウェアから得られた力場パラメータとトポロジーを使ってこれまで使用しているMDシミュレーションに応用し水中におけるシクロ3リン酸ナトリウムのシステムで2ナノセカンドの間行い、全エネルギーが一定であることを確認し、構造の動的性質の決定に成功した。本学部におけるMDシミュレーションシステム全体の構成はLinux OS上の分子動力学シミュレーション(namd)で分子集合体の分子座標や速度を10-15 秒ごとに計算、保存し,分子の動きをウエブブラウザー上でアニメーション風に観察、体験することが可能になり、今回の力場パラメータとトポロジーを作成するDFF7.0の導入によってほぼ完全にすべての分子システムで、シミュレーションが可能となった。 一方教育工学的な活動として平成24年度は外部のウエブブラウザー上からアクセスし、遠隔制御ライブカメラによって動力車を制御するシステム,また水の比熱測定、水の中和熱測定等、ライブ・ネットワーク型理科学習支援システムを完成した。 さらにe-learningにおいて、Microsoft Visual Studio 2010の新しい開発環境下で「化学シミュレーションのソフトの開発」「力学シミュレーションの開発」、「音波シミュレーションの開発」等を完成させ、[ライブ・ネットワーク型および独習型一体の統合理科学習支援システムの開発] の最終年度としてほぼ予定の全テーマを完成させた。 平成25年に日本教育工学会,日本コンピュータ化学会に口頭発表予定である。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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