2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22500828
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Research Institution | Osaka Electro-Communication University |
Principal Investigator |
兼宗 進 大阪電気通信大学, 医療福祉工学部, 教授 (00377045)
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Keywords | 情報教育 / 情報科学教育 / アンプラグド |
Research Abstract |
本研究では、初等中等教育における情報教育の中で、情報の科学的な理解を効果的に扱うための教育手法であるコンピュータ・サイエンス・アンプラグド(以下、CSアンプラグド)の本質を解明し、新学習指導要領における中学校「技術・家庭」および高等学校「情報」の授業で活用することが可能な改良と独自の教材開発を行うことを目的とする。 本年度では主に「CSアンプラグドが情報の科学的理解の教育に効果がある理由の分析」を行い、得られた仮説を「新学習指導要領の内容との対応分析および授業での評価実験」において検証した。 作業としては、CSアンプラグドに含まれる12個の学習を分析し、学習者がどのような体験を通してどのような情報の科学的な内容を理解していくのかをモデル化した。続いて、新学習指導要領と比較し、どの単元でどの学習が利用可能かという対応付けを行った。 分析は、連携研究者と協力して行うほか、ニュージーランドを訪問し、CSアンプラグドの考案者であるカンタベリー大学のTim Bell博士と意見交換を行い、妥当性を確認する予定であったが、両国の震災等の影響で訪問を延期した。 実験授業については、高等学校普通教科「情報」において授業を設計し、実施した。生徒の反応と学習の成果を分析し、学会での報告と論文の投稿を行った。次年度以降に、引き続き中学校「技術・家庭」や他の高校での検証を進める予定である。
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Research Products
(3 results)