2011 Fiscal Year Annual Research Report
地域特性を活かした『雪』学習の普及を図る解説資料及び授業プラン、テキストの開発
Project/Area Number |
22500838
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Research Institution | Hokkaido University of Education |
Principal Investigator |
高橋 庸哉 北海道教育大学, 教育学部, 教授 (60236297)
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Keywords | 雪 / Webコンテンツ / 授業プラン / テキスト / 外国語活動 / 総合的な学習の時間 |
Research Abstract |
1.児童用テキストの開発:テキスト「クイズ大会をしよう~雪・冬編」(小学校5,6年生用)と「雪の学習プレゼンテーション」(小学校3~6年生用)を制作した。前者は小学校外国語活動での利用を念頭に置いたもので、"What's this?"という表現を用いて質問したり、それに答えられるようにすると共に、身近な雪や氷に関する英語表現に慣れることを意図している。後者は総合的な学習の時間で、雪に関する課題についての学習の結果をまとめ、表現、伝えていく方法を習得することを意図した。下記教員向け研究会等で制作物を配布した。 2.授業プランの開発:教員向けに「雪の学習プラン集Vol.2」を制作した。指導案及び解説、実践報告からなる。上記テキストやこれまで開発してきたWebページに連動した内容とした。 3.Webコンテンツの拡充:Webページ「北海道雪たんけん館」の北海道教師用ページ「雪の総合研究室」に「授業に役立つ雪プロ刊行物」ページを設け、前年度までに制作してきたテキストやワークシートを掲載した。また、「'札幌市学校教育の重点'への対応」ページでは、札幌市教育委員会発行教育課程編成の手引などで取り上げられている内容例に対応した本サイト内のページや授業プラン、ワークシート、テキスト、授業ビデオを紹介した。 4.教員向け研究会の実施:内容の充実を図るために、北海道雪プロジェクトコアメンバーを対象とした指導的教員向けセミナーを7月に実施し、開発するテキスト・指導案等のプランを討論した。また、啓蒙・普及を図るために、模擬授業などからなる研究会を道内教員を対象として、12月に開催した。教育現場への事後アンケートに依れば、研究会の満足度は5段階評価で4.7、取り上げた内容を授業でやってみたいかが4.5と好評であった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
授業プラン集や児童向けテキストの開発・制作及び教員向け研究会の実施を計画通りに進めることができた。教員向け解説資料も制作する予定であったが、テキストを2種類制作することとし、解説資料の一部は授業プラン集に収録した。
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Strategy for Future Research Activity |
雪の実践を深め、広めていくために、児童・生徒向けテキスト・ワークシートを更に充実させる。また、教員向け研究会等を継続実施する。また、開発してきたWebページ「北海道雪たんけん館」へのアクセス状況等を調査する。
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Research Products
(3 results)