2012 Fiscal Year Annual Research Report
地域特性を活かした『雪』学習の普及を図る解説資料及び授業プラン、テキストの開発
Project/Area Number |
22500838
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Research Institution | Hokkaido University of Education |
Principal Investigator |
高橋 庸哉 北海道教育大学, 教育学部, 教授 (60236297)
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Project Period (FY) |
2010-10-20 – 2013-03-31
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Keywords | 雪の学習 / Webコンテンツ / テキスト / 地域素材 / 雪の随筆 / 雪エネルギー |
Research Abstract |
(1)児童用テキストの開発: 「雪の随筆を書こう」は小6国語用で、体験したことや見聞したことを振り返って、雪に関する随筆を書く時の書き方を示す。「雪は自然エネルギー」は小5・6総合的な学習の時間用で、エネルギー問題を考え、身近な雪をエネルギーに利用できないかを札幌市にあるガラスのピラミットを例に考える。 (2)教員向け研究会、出張授業の実施: 内容の充実を図るために、北海道雪プロジェクトコアメンバーを対象とした指導的教員向けセミナーを7月に実施し、開発するテキスト・指導案等のプランを討論した。また、普及を図るために、公開授業「みんなで作ろう 雪あかり村」や雪に関する模擬授業などからなる道内教員を対象とした研究会を12月に開催した。事後アンケートに依れば、研究会の満足度は5段階評価で4.5と概ね好評であった。また、雪に関する出張授業を市内5小学校で行った。 (3)Webページへのアクセスログ解析: Webページ「北海道雪たんけん館」トップページへのアクセスログを解析し、次のことがわかった: a)札幌市の学校教育の重点で雪が取り上げられた2009年度を境に札幌市立学校からのアクセスが10倍増え、年間1万5千件になった,b)2011年度以降、全体のアクセスは6月に増加し、1, 2月に減少した。6月の増加は小学校5年生・社会の国土の気候と各地の暮らしに関する授業での利用、1,2月の減少は指導要領の改訂で総合的な学習の時間が削減されたことを反映していると考えられる。 (4)開発したテキスト利用状況アンケート調査: 利用した教員26名から回答を得た。授業に役だったかについては5段階で4.5と高評価であった。「プレゼンテーションを初めて学習した子どもたちにとってプレゼン作成のコツや筋道が分かりやすく、非常に活用しやすかった。」などと書かれており、授業で活用し得るものであることが示された。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(6 results)