2010 Fiscal Year Annual Research Report
科学と技術のリンケージの分析を可能とする情報基盤整備に向けた基礎的研究
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22500848
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| Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
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Principal Investigator |
調 麻佐志 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 准教授 (00273061)
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| Keywords | 科学計量学 / 特許分析 / データベース |
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| Research Abstract |
先行研究(調、2008)において作成した1995年から2005年に登録された米国特許内の非特許引用文献データからSCI内に収録された学術誌へのリンクデータベースを整理し、その結果に基づいてアルゴリズムの開発を行い、2000年から2009年に公開された米国特許の同じく非特許引用文献データからSCIに収録された学術誌名を抽出する作業を行った。
上記抽出結果からランダムなサンプリングを行い、研究協力者を活用して、抽出の妥当性を評価した。並行して、計算機を導入し、SCIおよび米国特許データを高速に解析可能な形に加工した。上記の評価結果そのものは良好なものであったが、その後のアルゴリズムの検討の結果、学術誌名について、非特許引用内の論文と学術データベースに収録された論文のマッチング時におけるキーとしての役割の小さいアルゴリズムを採用する可能性が高まっており、学術誌名抽出アルゴリズムの開発は打ち切った。
さらに、今後のアルゴリズムの改善に必要となる評価データの作成を実施している。具体的には、2000年から2009年に申請された米国特許の非特許引用1万件(各登録年につき1000件)をランダムサンプリングし、抽出された非特許引用と学術論文データベースに収録されたデータとのマッチングを研究補助者とともに手作業で実施している(一部、機械作業併用)。本評価データを用いて、各アルゴリズムの「達成率」の評価を行う計画であるが、なお、手作業には想定よりも時間がかかるものであり、評価データの完成は来年度となる見込みである。
これらの研究成果の一部は、国際会議およびワークショップにて発表した。
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