2012 Fiscal Year Annual Research Report
科学的リテラシーの要素としての科学的なデータの見方の研究と教材開発
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22500856
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Research Institution | Kagawa University |
Principal Investigator |
笠 潤平 香川大学, 教育学部, 教授 (80452663)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡本 正志 京都教育大学, 教育学部, 教授 (70149558)
谷口 和成 京都教育大学, 教育学部, 准教授 (90319377)
高橋 尚志 香川大学, 教育学部, 教授 (80325307)
松本 一範 香川大学, 教育学部, 准教授 (90452664)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 科学教育 / カリキュラム / 科学についての知識 / 科学と社会 / 探究活動 / 課題研究 / データ / 証拠 |
Research Abstract |
前年度に引き続き、日本の理科教育における原子力の取り扱いと、英国の市民のための科学的リテラシーの育成を目指す科学カリキュラムの代表例である「GCSE・21世紀科学」の基本的な観点、具体的な到達目標、諸活動などの比較検討結果を、いくつかのシポジウムなどで講演するとともにいくつかの科学誌・理科教育関係誌どに論考を発表し一定の評価を得た。また、科学的リテラシーのための理科カリキュラムが英国で実現した社会的背景を文献的に明らかにしその成果の一部を学会および研究会誌などで発表した。 英国の科学・技術に関わる社会的諸問題におけるデータの見方についての教材の検討結果にもとづく授業プランと教材を数例作成し、研究協力校や所属大学で試行し改良を加えた。 前年度に作成した、英国の探究活動の指導に関する研究などにもとづく、探究活動の進め方についての授業プランを改良し、四国の数校のSSH高での講演や、所属大学教育学部での授業、教員研修における講演などで用い、公表できる水準まで完成した。そこでは、探究活動の定義、聴き手と証拠の概念、変数とその間の関係、探究活動の循環性、信頼性と妥当性、評価、実験ノートの重要性、探究活動の自由度の与え方などの観点が重視される。 また、探究活動の入門となるような中学・高校用実験プランを数例作成し、研究協力校で試行した。これらの入門的な探究実験例は、今後いくつかの学校で利用される予定である。 研究者の倫理および行動規範に関する英米の教材例の検討を継続するとともに、前年度に作成した中高および大学生向けの教材を改良し、所属大学の学生向けに試用した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(22 results)