2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22500864
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Research Institution | Chiba Institute of Science |
Principal Investigator |
安藤 生大 千葉科学大学, 危機管理学部, 准教授 (70288041)
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Keywords | 持続発展教育 / ESD / 銚子ジオパーク構想 / 地域の持続性 / 地質 / 特産物 / 銚子ジオパーク推進市民の会 / LCA |
Research Abstract |
H.23年3月末段階での具体的成果: 1)地域ESDプログラムの具体策として、千葉科学大学、銚子市と連携して「銚子ジオパーク構想」を展開し、実施組織として「銚子ジオパーク推進市民の会」を設立した(2011年2月14日)。 2)地域ESDプログラムの具体的な活動として、地元の小学生、中学生に対するジオツアーを実施した。具体的には、2010年6月に飯沼小学校6年生、2010年8月に銚子市立第二中学3年生、2011年2月銚子市立第三中学1年生を対象として、ジオツアーを行った。 3)ESD実践者、補助員、コーディネータの養成の一環として、一般の方を対象としたジオツアーを実施した。具体的には、2011年1月に、銚子市内で実施した。 4)新たな地域EDSプログラム教材として、「千葉県東総産の米」の環境影響に関するLCA評価を行った。 童義:2005年~2014年:わが国が推進する"「持続発展教育:ESD」の10年"である。しかし、地域においては適当な教材開発と、実施体制が確立されていないため、ESDの普及に至っていない。そこで、銚子市の地域環境の特徴(地域地質や地域特産物など)をいかした地域ESDプログラムの開発を行い、実施体制を確立し、ESD実践者、補助員、コーディネータ等を養成することは、きわめて意義のあることである。 重要性:平成23年の研究では、地元の中学校(銚子市立第三中学校)と連携して、クラス全員が受講でき、年間指導計画への組み込みを行った持続的な地域ESDプログラムを開発することを目的として研究を進めている。これにより、地元の中学生全員が継続的に受講できる体制の構築を目指している。子供達が、地元の自然(地質)環境を理解し、地域への愛着を増進させ、大切な地域環境の保全意識から、ゴミ拾いなどの具体的な環境配慮行動を発現させる地域ESDプログラムの開発は、極めて重要であると考えている。
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Research Products
(5 results)