2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22500864
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Research Institution | Chiba Institute of Science |
Principal Investigator |
安藤 生大 千葉科学大学, 危機管理学部, 准教授 (70288041)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 持続発展教育 / ESD / 銚子ジオパーク / CFP / 地質 / 特産物 / 理科教育 / LCA |
Research Abstract |
具体的成果: (1)地域ESDプログラムの具体策として平成24年9月24日、日本ジオパークネットワーク(JGN)の正会員として認定された。この間、「銚子ジオパーク推進市民の会」を設立し、市内外への普及・教育活動を展開している。H.25年3月末での会員数は380名。(2)地域ESDプログラムの具体的な活動として、地元の小学生、中学生に対するジオツアーを実施した。具体的には、5校の小学校と2校の中学校で、ジオツアーと教室での授業を実施した。この時、銚子ジオパーク推進市民の会のジオマスターがジオツアーと教室での授業のサポートに入ってくれた。(3)ESD実践者、補助員、コーディネータの養成の一環として、2012年4月~6月に銚子ジオパーク基礎講座(10回)、9月~2013年3月にマスター講座(6回)を実施した。これにより、ESD実践者、補助員、コーディネータとして、「ジオマスター」が誕生した。(4)平成12年度に引き続いて、具体的な土地利用例として、銚子産トマトのカーボンフットプリント(CFP)の試算、さらには「家庭紙」についてもCFPの試算を行った。 意義:地域の自然的な特徴を活かしたESDの取り組みとして銚子ジオパークのジオサイトを利用した小学校や中学校で地層分野の理科教育と、ライフサイクル思考とESDを組み合わせた新しい環境教育の実践を行い、郷土愛の増進という具体的な成果が得られた。 重要性:平成25年の研究では、銚子ジオパークを利用して環境、理科教育実践により地域の子供達が、地元の自然(地質)環境を理解し、地域への愛着を増進させる効果が確認できた。本教育プログラムにより、大切な地域環境に対する保全意識を醸成することができ、具体的な環境配慮行動を発現させることができたことは、極めて重要な成果と言える。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(5 results)