2014 Fiscal Year Annual Research Report
次世代の化学技術者育成の基盤となる体験型環境教育カリキュラムの構築
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22500869
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Research Institution | Tokyo Polytechnic University |
Principal Investigator |
大嶋 正人 東京工芸大学, 工学部, 教授 (20223810)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 環境教育 / 水質分析 / 資格教育 / フィールドワーク / 分析化学 / 環境化学 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究実施計画に基づき、以下を行った。 1,2.公害防止管理者水質1種の資格試験の合格率引き上げのため、e-ラーニングによる模擬試験のシステム構築を行った。平成26年度の部分合格を含めた合格率にはその成果は十分反映されたとはいえないが、3年次の学生で資格取得者を1名輩出できた。また、ここでこのシステムは水質分析の実験実習の到達度試験でも活用した。また、水質調査実験のコンセプトの延長にあたる卒研テーマを設定し、本学厚木キャンパスの地元の河川の詳細な水質分析を行った。原子吸光光度計を使った金属イオンと紫外可視吸光光度計によるさまざまな形態の窒素類の河川水中の含有量を系統的に分析し、周囲の地勢と合わせて汚染源の特定、季節による変動等を明らかにした。 3.企業等の環境に対する関心は高いが、分析技術のみではやや不十分であり、測定結果を解析できる広範な知識や思考力が併せて求められる。そのため平成26年度は十分な成果が得られなかったが、今後、こうした社会的要請に応えて継続的に成果を上げるためには、考える力を育成するカリキュラムを実践することが肝要であり、平成27年以降も継続的に続けていく。 4,5.本研究をさまざまな形で学外に発信することを進めている。神奈川発・中高生のためのサイエンスフェアへの出展(来訪者約1000人)、国立科学博物館のサイエンススクエアへの出展(来訪者約1200人)を行い、小学生から高校生までに水質分析や環境分析の意義をアピールした。また、高大連携として大学側からの提案として学術研究インターンシップを企画した。研究代表者は平成24年より学部の教務部長を務めているので、学部全体で企画し、課題研究という科目が開設されている総合高校・専門高校の生徒を対象に大学の研究室で卒業研究の一部を分担し、研究を体験するというものである。この企画に水質調査を体験できる課題を設定したが、平成26年度は応募がなかった。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Remarks |
研究者が作成したものではないが、以下のサイトに本研究に関連した内容が掲載された。 http://mainichi.jp/edu/univ/news/20141102org00m100003000c.html https://lne.st/2010/07/14/oshimamasato/
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