2012 Fiscal Year Annual Research Report
多様なネットワーク環境で利用できる分散型e-Learningシステムの開発
Project/Area Number |
22500886
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Research Institution | Tottori University |
Principal Investigator |
川村 尚生 鳥取大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (10263485)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
菅原 一孔 鳥取大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (90149948)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | モバイルエージェント / 教育工学 / 分散協調教育システム |
Research Abstract |
我々は,高価なサーバ機や大容量ネットワーク設備への投資を行うことなく,多数の学生が同時に使用できる分散型e-Learningシステムの開発を目指している.本研究では,そのために,回線速度に応じたサーバ機能の分担と,回線断による学習コンテンツ消失へ対処するためのバックアップ手法の開発を目標とした. 従来,分散型e-Learningシステムの各ノードはサーバとクライアントの機能を兼ねるもののみであったが,本研究において,従来のタイプに加えて,サーバ機能を持たないクライアントノードを実現した.クライアントノードは,採点も自ノードでは行わないものと,自分が学習している問題の採点は行うが,他の学習者向けの問題エージェントを引き受けて,他のノードに対してサービスする機能は提供しないものに分類できる. すなわち,ノードには3種類のタイプが存在することになる. ノードに種類を設けたのは,低速なノードにシステム全体の律速となるような仕事を与えないようにしてシステムの応答速度を高めるのが目的であったが,それだけでは十分な応答速度が得られない場合があることがわかった.特に問題となる,動画などのマルティメディアコンテンツに関しては,適切なサイズに問題エージェントを分割し,それらをシステム全体に分散配置することで性能向上をはかった.また,エージェントのキャッシュ手法を開発することにより,同じ問題を復習する場合など,一度学習者のクライアントノードに移動したことのある問題エージェントを再度移動させないようにすることで,全体的な応答速度を向上させた. データのバックアップ手法については,エージェントが変化した際に、差分のみをデータベースサーバに格納する手法を開発した.これにより,回線断などによる学習コンテンツの消失が起こった際,データベースサーバからエージェントを再生することができるようになった.
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(5 results)