2012 Fiscal Year Annual Research Report
理系学士課程における個に応じたコースデザインの開発
Project/Area Number |
22500892
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Research Institution | Nippon Institute of Technology |
Principal Investigator |
田中 佳子 日本工業大学, 工学部, 准教授 (10406423)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小松川 浩 千歳科学技術大学, 光科学部, 教授 (10305956)
金田 徹 関東学院大学, 工学部, 教授 (20169551)
馬場 眞知子 東京農工大学, 国際センター, 教授 (40313308)
長 加奈子 北九州市立大学, 基盤教育センター, 准教授 (70369833)
有賀 幸則 日本工業大学, 工学部, 教授 (80095348)
野崎 浩成 愛知教育大学, 教育学部, 准教授 (80275148)
田中 隆治 日本工業大学, 工学部, 准教授 (90286021)
小山 義徳 聖学院大学, 人間福祉学部, 講師 (90546988)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 学修観 / 学習者特性 / 自己調整学習 / メタ認知能力 / 社会人基礎力 / 学士力 / eポートフォリオ / プロファイル |
Research Abstract |
平成24年度は、追跡調査を実施した。平成22年度入学者、平成23年度入学者が、順次進級し、2、3年生になっており、毎年度、学修観(学習動機・学習観・精神的回復力)の調査を重ねた。研究分担者の所属する各大学でも同様の経年変化を追ったが、大学の違いによる学生の学習者特性に大きな違いは得られなかった。過去のデータの蓄積から改めて因子分析を行い、確認を行ったが、学修観の三因子にも変化は見られなかった。 学習者特性において特徴的なものを弁別し、その学習者への対応を分析したところ、学習者特性とは別の異なる要因によって修学が困難な学生がいることが考えられた。それらの学生に対しては個別の対応が必要であり、大学での早期対応が功を奏する場合もあるが、多くは養育環境との関連から学生を支援する必要性が重要であると考えられる。 学修観のデータの活用方法としては、就職活動前の三年生に対しての面談を実施することで、入学時からのデータを一元化した個票により、個々の学生が自らを振り返ることが可能になり、志望動機・職業選択などに活用できることがわかった。特に、学生からの反応としては、他者と比較した自己ピーアールではなく、自分自身の成長を見ることができるという点が強調された。 上記のことをふまえて、個票をデジタル化することを試みた。研究分担者小松川の所属する大学では、入学者全員に学修観と基礎学力調査を実施し、その情報をデジタル化し、いつでも学生が見ることができるようにした。今後はこのデータの上に修学情報などを加えてeポートフォリオとして活用していく事例と、学生指導のための教員マニュアルの作成を行う。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(7 results)