2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22500896
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Research Institution | Kanazawa Institute of Technology |
Principal Investigator |
谷口 進一 金沢工業大学, 基礎教育部, 准教授 (50440483)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中 勉 金沢工業大学, 基礎教育部, 准教授 (40148151)
青木 克比古 金沢工業大学, 基礎教育部, 教授 (80329367)
高 香滋 金沢工業大学, 基礎教育部, 准教授 (90175422)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 学びの成長 / 検証モデル / ジェネリックスキル / 大学全入時代 / 学力評価 |
Research Abstract |
平成24年度は、平成22、23年度の調査結果をベースに入学時学力診断、ジェネリックスキル(以下GSと略称する)中間時学力診断、GS自己評価の全学展開を継続すると共に、卒業時学力診断、GS自己評価調査のトライアルを行った。 GS調査結果に関しては、平成22年度1年次から平成23年度2年次への経年変化同様、平成23年度1年次から平成24年度2年次においてもソフォモアスランプが確認された。また、4年次におけるGS自己評価のサンプリング調査では評価項目のほとんどにおいて自己評価得点が1,2年次の自己評価を上回っていることが分かった。これらのことから、ソフォモアスランプがある特定の年度だけでなく4年間のGS自己評価の変遷の中でほぼ確実に存在することが判明した。更に、4年次においてGS自己評価が最高点をマークしていることから4年間の大学生活の効果が奏功していることが推定される。 学力診断においては、入学時学力診断の内容がどの程度修得されているかを確認するために、1年次後期の期末試験の問題中に、入学時学力診断で成績の低かった問題数題を挿入し、入学時の点数と比較したところ、ほとんどの問題において成績かが向上しており授業効果が確認できた。しかし、4年生に対して、サンプリング調査を行い、同一の学力診断を課したところ、調査対象すべての学生で点数が下がっていた。これは専門で高度な理論や実験を行い潜在能力は高まっていても、基礎解法を忘れていることが原因の一つであると推定できる。学力診断とGSの間の相関結果も弱いことから、今後、基礎学力とGSのギャップ分析をおこない基礎学力を常に高い状態に保つことが課題であることが判明した。 このように、学力の客観的定量評価とGS自己評価を並行して行い、これにギャップ分析を加え、多角的に学びの成長を評価することによって、アウトカム評価に有効な手法となると考えられる。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(7 results)