2012 Fiscal Year Annual Research Report
技能伝承を支援するための生体信号利用による触力覚インタフェースの開発
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22500899
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Research Institution | Doshisha University |
Principal Investigator |
杉本 裕二 同志社大学, 文化情報学部, 教授 (90311167)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大久保 雅史 同志社大学, 理工学部, 教授 (10233074)
浅井 紀久夫 放送大学, ICT活用・遠隔教育センター, 准教授 (90290874)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | インタフェース / マルチモーダル / 力覚フィードバック / 力覚提示デバイス / 体感的情報 |
Research Abstract |
本研究の目的は、主観的な経験・体験に基づく知識としての体感的情報を再現する環境を構築することである。そこで、触力覚フィードバックによる触力覚情報を提示する触力覚インタフェースを構築する。前年度の結果から、筋活動の計測データに含まれる雑音の影響で、動作特徴に関する力の入れ具合の抽出が困難であると判断し、仮想物体の干渉に基づいて力を計算する仕組みでシステムを構築した。 当該年度は、張力を使用して力を提示する手法を取り入れた力覚提示デバイスを、三次元空間での仮想物体同士の衝突を力覚フィードバックとして提示するシステムに実装した。力の提示は、三次元空間内の仮想物体同士の干渉具合を算出し、その程度に応じて高速に出力できる仕組みとした。位置センサとしてPC付属のマウスを利用しており、マウス・ポインタの位置取得とこれに伴う視覚情報の制御処理は力覚提示処理とは別に行う構成とした。 力覚情報を視覚情報と連携させることにより、マルチモーダルインタラクションを実現した。力覚インタフェースの性能や視覚情報との整合性を評価するため、具体的な2つのテストプログラムを構築した。一つは、三次元物体のインタラクションを電気的特性と幾何学的特性との組み合わせによって制御するものである。幾何形状だけではなく、静電特性を加えることにより、物体同士の複雑なインタラクションを表現できるようになった。もう一つは、現実世界の奥行き情報を取得し、これを三次元物体として力覚提示によって体感させるものである。見えてはいるが、実際に触ることができないような状況において応用の可能性があると考えている。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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