2011 Fiscal Year Annual Research Report
TA活動支援のための学習者モニタリングシステムの研究開発
Project/Area Number |
22500900
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Research Institution | Osaka Institute of Technology |
Principal Investigator |
安留 誠吾 大阪工業大学, 情報科学部, 准教授 (50252721)
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Keywords | 学習進捗 / モニタリング / プログラミング教育 |
Research Abstract |
本研究では、TA(Teaching Assistant)活動に必要な情報を、タイムリーに手元に提供するため ●プログラミング演習の際に、学生が参照するWebページの参照履歴を収集し、 ●参照履歴、自動採点結果などの学習履歴に対してマイニングを行い、 ●リアルタイムにTA、教員に指導に必要な情報を提供し、指導履歴も蓄積することを行うことができる、Webを中心としたプログラミング演習支援環境を構築することを目的としている。そこで、平成23年度には、1演習室で行われている学習履歴を収集する仕組み(ブラウザ機能拡張)を利用し、学習履歴の収集を行った。そして、学習履歴をTA活動に活かすために、iPad,Androidタブレット用にカスタマイズされたWebページを作成し、以下のような成果を得た。 1,対応機器の拡大 学生の提出物、採点結果、問題、解答例をiPad,Androidタブレットにて参照可能とすることで、ほぼ全ての携帯型のタブレットにて利用可能となった。 2,指導すべき学生の発見 指導すべき学生を優先順位を付けて表示し、複数人のTAに自動的に割り当てる機能を追加した。指導が必要のない学生が表示されることもあるため更なる改良が必要である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初必要としていた機能を実装し、実際に演習にて利用しつつ改良を加えている。ただ、学習効果や効率に対する評価が不十分であるため、最終年度となる平成24年度に評価を行いたい。
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Strategy for Future Research Activity |
これまでも各年度に、実装した機能毎の評価を行ってきた。平成24年度が最終年度となるため、これまで実装してきた機能をプログラミング演習科目で利用し、学習効果やTA活動の効率化などの総合評価を行いたい。 評価と並行して、新たな機能追加や改良も行う予定である。
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