2012 Fiscal Year Annual Research Report
情報基礎教育の実践成果を活かした評価基準の共有化に関する研究
Project/Area Number |
22500904
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Research Institution | Tsuyama National College of Technology |
Principal Investigator |
岡田 正 津山工業高等専門学校, 情報工学科, 教授 (90099846)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
新開 純子 富山高等専門学校, 電子情報工学科, 教授 (60179067)
長岡 健一 石川工業高等専門学校, 電子情報工学科, 講師 (60249779)
高橋 章 長岡工業高等専門学校, 電子制御工学科, 准教授 (70290731)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 情報基礎教育 / 教育評価 / 学習教材 |
Research Abstract |
本研究では、情報教育において教育評価の客観化・共有化が難しい「関心・意欲・態度」を取り上げ、これまで我々が行なってきた高等専門学校(高専)における情報基礎教育の活動実績を活用して検討してきた。 これまでの活動を通して、下記の研究成果を得た。 (1)情報共有基盤として活動を定常的に支えるためのポータルサイト用サーバの更新 (2)ポータルサイト上のコンテンツとデザインの更新 (3)学習成果の収集・蓄積の拡充 (4)独自シンポジウムの開催と他の研究会等を通した討論・発表による学習成果の評価と基準の検討(5)評価基準としてブルームの目標分類学(認知領域)を使うことの有効性 さらに、本研究実施期間中に、(独)国立高等専門学校機構「モデルコアカリキュラム(試案)」の策定が行われたので、情報関連の備えるべき能力と到達レベルに関して、情報基礎教育との整合性を検討した。その結果、教育内容と目標についての有効性を確認するとともに、評価の問題点を洗い出すことができた。 最終目的である評価に関する基準策定は、いまだ不十分であり公開に至っていない。本研究期間が終わった後も引き続き検討を進め、公開を目指したい。 なお、いっそうの情報共有を図るため、これまでの活動をまとめた冊子体の「『情報基礎教育』推進総括報告書」を作成した。
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Research Products
(10 results)