2012 Fiscal Year Annual Research Report
画像解析を用いた遠隔講義学習状況提示システムの開発
Project/Area Number |
22500913
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Research Institution | University of Toyama |
Principal Investigator |
黒田 卓 富山大学, 人間発達科学部, 教授 (80262468)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山西 潤一 富山大学, 人間発達科学部, 教授 (20158249)
沖野 浩二 富山大学, 学内共同利用施設等, 助教 (20372477)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 遠隔教育 / システム開発 / センサー / 学習状況 |
Research Abstract |
本研究では、3カ年で、遠隔教育学習状況把握、学習環境情報の把握、それら情報の提示システムの開発を行った。本年度は、1,2年目の成果を受けて、特徴データを可視化することで、ビジュアルな指標として指導者側に提示する講師向けデータ表示インタフェースの開発を行い、実際の遠隔教育において利用しながら、実証的なデータ収集、評価と、改良を行った。また、研究成果のまとめを行った。 講師向けデータ表示インタフェースの開発では、講師に向けて、学習者の状況をどのような形で提示することが、利用しやすいものになるかの検討と開発を行った。数値やグラフで表示することも考えられるが、授業進行中にぱっと見て把握するためには、可視化技術を用いて、グラフィカルに表示を行う方法を検討し、システムへの組み込みを試みた。時系列データとして保存されるデータを、Webサーバのグラフィカルライブラリを利用して、グラフ化して表示することを試みた。 また、環境データをセンサ・ネットワークを用いて記録することも試みた。センサシステムを利用して、一定時間ごとにデータを取得し、遠隔教室の温度、湿度、二酸化炭素濃度を指標としてサンプリングすることを試みた。二酸化炭素濃度の変化は顕著にあらわれることが確認され、教室サイズや人数によっては、文部科学省が定める環境条件の参考値を容易に越えることもある。これらの状況をモニタリングしながら、適宜空気の入れ替えを行わせるなどの指導を行ったり、換気扇等を積極的に活用することで、学習環境を適切に保つことができることがわかった。 テレビ会議システム等への統合も検討を行ったが、さまざまなシステムへの対応や技術革新への対応を考えた場合、個別のシステムとして稼働し、PC上で別ウィンドウで表示するなどの方法を用いるほうが、自由度も高いであろうとの結論を得、システムへのマージ作業を行わないこととした。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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