2011 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22500915
|
Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
新村 正明 信州大学, 工学部, 准教授 (20345755)
|
Keywords | e-Learning / マルチメディア / レポート |
Research Abstract |
携帯電話やデジタルカメラ,携帯音楽プレーヤー等の高機能化により,学生であっても,手軽に音声や動画を収録することが可能となりつつある.本研究では,学生が持つ携帯機器(音楽プレーヤー,携帯電話,デジタルカメラ等)といった身近で手軽が機器を収録装置として使うことを前提とし,そのために様々な形式のマルチメディアデータに対応することで,より多くの科目でマルチメディアデータをレポートとして使用できる,汎用的なレポートシステムの開発を行う.これにより,実技や発声など,従来のレポートでは評価が困難であった分野・科目における,より高度なレポートの提出・評価の支援を図るものである,本研究のおける主な開発要素は,1.様々なデータ形式の統一形式への変換,2.レポート管理であり,それぞれ,既存技術の組み合わせと,足りない部分の新規開発により,レポートシステム全体として構築する. 本年度は,2.の機能を実現するためのレポートシステムの開発を行い,昨年度に開発を行ったデータ変換システムと組み合わせ,マルチメディアレポートシステム全体の開発を行った.さらに,開発したマルチメディアレポートシステムを,後期の英語科目の授業における「英文読み上げによる発音確認」を行うレポートに適用し,試験運用を行った.レポートシステムのユーザインターフェースに課題が残ったものの,学生がパソコンや携帯電話といった様々な機器かレポートを提出し,教員がそれの採点を行うことが可能であることを確認した.
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
最終目的であるマルチメディアレポートシステムの開発が完了した.レポート管理システムの基盤となるWeb技術が進展し,当初計画では自前で実装することになっていた機能が,既存のWeb技術で代用可能となったためである.
|
Strategy for Future Research Activity |
最終目的であるマルチメディアレポートシステムの開発が完了したことから,適用先の授業を増やし,様々な授業形態における有用性について検証を行う.
|
Research Products
(2 results)