2012 Fiscal Year Annual Research Report
対話型映像メディア技法による教育システムと教材映像制作技法の研究
Project/Area Number |
22500933
|
Research Institution | Nippon Institute of Technology |
Principal Investigator |
新藤 義昭 日本工業大学, 工学部, 教授 (40265369)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松田 洋 日本工業大学, 工学部, 助教 (00275843)
|
Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
|
Keywords | 教育工学 / 映像メディア / 3D-CGアニメーション |
Research Abstract |
現在、小中学校では理科の助手や技術員がいないため、危険を伴う実験や複雑な手順の実験を実際に行うのは困難な状況にある。これらの問題を支援するひとつの方法として、パーソナルコンピュータ(PC)で動作するe-Educationシステムの活用が考えられる。本研究では、3次元CGアニメーション技術と音声合成技術で作り出した人間型の仮想教師を主役とし、学習者と直接対話が可能なリアルタイム3次元CGアニメーションを再生する新たな映像メディアシステムと、その映像コンテンツを制作するためのシナリオ型記述言語を開発した。また、当該年度は、シナリオを動的に分岐させるTarget Link機能、状態変数機能、条件付小道具組み合わせ機能による動的映像統合機能、得点機能、得点による場合わけ型シナリオリンク機能、学習者にヒント情報を探索させる探索学習機能(VEL :Virtual Exploratory Learning)等を研究開発した。これらを駆使して、生徒たちが実験装置や機械装置を自分で設計して行う化学実験や、機械装置を組み立てる物理実験を行う仮想実験システムを開発し評価した。実際に中学校で実験授業を行い評価分析した。実際に実験を行う方が有効であるという考えもあるが、実験で重要なのは失敗を多々経験することであり、仮想実験は失敗しても危険を伴わないという点では実実験よりも優れているという評価を得た。また、シナリオ記述言語でCG映像を制作する際の制作コストの低減化にも着目し、非専門家でも短時間でCGアニメーション映像を用いた教材映像を制作できる統合映像制作環境(CT-Studio)も開発した。これも実際に高校生対象の映像制作実験を行い高評価を得ることができた。
|
Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|