2012 Fiscal Year Annual Research Report
電子黒板を活用して学習者同士が学び合うデジタル教材の開発と指導方略の導出
Project/Area Number |
22500941
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Research Institution | Musashi University |
Principal Investigator |
中橋 雄 武蔵大学, 社会学部, 教授 (80389064)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
寺嶋 浩介 長崎大学, 教育学部, 准教授 (30367932)
中川 一史 放送大学, 公私立大学の部局等, 教授 (80322113)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 教育工学 / 電子黒板 / 実践研究 / 教材開発 / 指導方略 / 協働教育 |
Research Abstract |
本研究の目的は,複数の学習者が思考を可視化・共有して学び合う,協調的な問題解決学習を支援する電子黒板用デジタル教材を開発し,それを用いた実践の指導方略を明らかにすることであった. 具体的には,次の3つを柱にして研究に取り組んできた.(1)「電子黒板で学習者が学び合う活動」が有効な学年・教科・単元・必要な教材を明らかにする(2)電子黒板用デジタル教材を制作し,それを用いた実践の指導方略を明らかにする(3)デジタル教材とモデル実践を事例集としてWebページに公開して有効性を明らかにする これらのうち最終年度となる平成23年は,主に研究成果の普及に取り組んできた.研究成果は,学会口頭発表,学術雑誌による報告にとどまらず,講演,教員研修セミナー,教育研究雑誌などにおいて報告してきた. 他にも授業を設計した実践者が公開授業を行うことで,参加した教師たちが実践について深く掘り下げて検討する機会を設けた.研究協議会において参加者から得られた意見から,教材・指導方略を含む実践事例の評価,精緻化を図ることができた. なお,当初計画していたようにモデル実践をWebサイトに公開することはしなかった.それは,教育研究雑誌の特集において,本研究に関わるモデル実践を広く公開することができたためである.教材・実践の普及に関してはWebサイトよりも,教育情報を求める教員が読む雑誌に掲載するほうが効果的だと考えた. 以上のように,本研究で得られた知見は学術的な場での報告に留まらず,日常的な授業実践に貢献できるものとして教育現場に受け入れられるものにすることができたといえる.
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(7 results)