2011 Fiscal Year Annual Research Report
熱帯域における合成開口レーダデータを用いた土地被覆区分
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22500982
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
木村 圭司 北海道大学, 大学院・情報科学研究科, 准教授 (30294276)
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Keywords | リモートセンシング / 合成開口レーダー / 土地被覆 / 熱帯域 / 地理学 / PALSAR |
Research Abstract |
昨年度は、インターネットを利用したデータ収集を行い、また、収集したデータの解析を進めた。 当初計画では現地での資料収集・観測調査および学会発表などを行う予定であったが、今年度は学内の事情により出張を伴う業務を行うことがほとんど出来ず、研究がやや遅れた状態にある。 一方で、PALSARデータに関しては、本研究で使用する予定のデータを、今年度中にすべて入手し終わった。また同地域のLANDSATデータやALOS-AVNIR2データ等、衛星観測による光学データの入手も進めた結果、PALSARデータに対応する光学衛星データの入手は順調に進んでおり、ASTER以外はほぼ完了した。なお、ASTERデータは、次年度の最初に収集を行う予定である。 ALOSの合成開口レーダ(PALSAR)のフルポラメトリデータ(HH,HV,VH,VVの4偏波)のデータ解析と、1偏波(HH)の解析結果の比較は、順調に進んでいる。その結果、先行研究と同様に、HH解析で植生を解析することは、特に森林地帯で非常に厳しく、どうしても体積散乱(VHまたはHV)が必要であることがわかった。一方で、粗度に関する解析は、解析を次年度に継続して行うこととなった。 さて、PALSARデータを利用しやすくするための処方として、解析手順のマニュアル化を進めている。これにより、従来は非常に敷居の高かったSARデータの解析が、パソコンさえあれば、卒論生レベルでも簡単な解析が出来るようになりつつある。次のステップとして、こうして簡単にできるようになった解析手法で、何が・どのような精度でわかるかを、きちんと評価していく必要があろう。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
昨年度は、学内事情により資料収集・現地調査などに行くことが不可能であったため、やや研究が遅れいている。しかし、その他の部分は、おおむね順調に進んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
資料収集や現地調査・現地研究者との情報交換など、昨年度不可能であった出張を、今年度前期のうちに行い、研究の遅れを取り戻したい。一方、.データ収集はASTERを残すのみであり、出来るだけ早く終えてしまいたい。
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