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2012 Fiscal Year Annual Research Report

熱帯域における合成開口レーダーデータを用いた土地被覆区分手法の改良

Research Project

Project/Area Number 22500982
Research InstitutionHokkaido University

Principal Investigator

木村 圭司  北海道大学, 情報科学研究科, 准教授 (30294276)

Project Period (FY) 2010-04-01 – 2013-03-31
Keywordsリモートセンシング / 合成開口レーダー / 熱帯 / 土地被覆 / 時系列解析 / 森林火災 / 熱帯雨林 / 画像解析
Research Abstract

本研究では、ALOSのPALSARデータを用いて、熱帯の土地被覆分布の分類を行うとともに、現地フィールド調査を行って、その正確性について検証を行った。
研究期間中にPALSARデータを解析して、統計的クラスター分析手法を用いて土地被覆分類を行うとともに、タイ国中部の熱帯サバナ地帯(森林、草原、住居と農耕地としてパイナップル畑・ブドウ畑を含む)でフィールド調査による土地被覆分類の確認を行った。その結果、PALSARデータから、ある程度の土地被覆分類は可能であったものの、光学画像に匹敵するような分類は行えなかった。工学画像では、可視光と近赤外から植物及びその他の区別が明確にできるのに対し、PALSAR画像では体積散乱から樹木かどうかを知ることはできるが、畝の方向性など攪乱要因が多いためであると推測している。
一方で、精度は高くないものの、天候によらずPALSAR画像を用いれば必ず解析が行えるということは、森林火災直後の焼け跡調査などが、ある程度可能であることを示している。つまり、あらかじめ同じ時期の光学画像とSAR画像を用いて土地被覆分類を行った場所では、その他の時期のSAR画像を用いて、変化を知ることができることがわかった。つまり、光学衛星画像で熱帯域をとらえると、雲がかかっていることが多いため解析できるチャンスが少ないが、精度は悪いながら回数を稼ぐ上でPALSAR画像は十分に利用できる範囲であると考えている。
今後は、熱帯以外でも同様の調査を行うことに加え、SARのみを用いて、よりよい精度の土地被覆分類ができるよう、さらなる検討を行っていきたい。

Current Status of Research Progress
Reason

24年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • Research Products

    (4 results)

All 2013 2012 Other

All Presentation (2 results) Book (2 results)

  • [Presentation] Climate Change around southern Africa during recent 50 years2013

    • Author(s)
      Kimura, K.
    • Organizer
      The Congress of the International Geographical Union
    • Place of Presentation
      京都国際会館
    • Year and Date
      20130804-20130809
  • [Presentation] アフリカ南部の気候変動―降水量の季節変化と経年変動を中心に―

    • Author(s)
      木村圭司
    • Organizer
      日本アフリカ学会2013年学術大会
    • Place of Presentation
      東京大学駒場キャンパス
  • [Book] 衛星画像を利用した植生活性度の空間分析『GISと地理空間情報(改訂版)』2013

    • Author(s)
      木村圭司(分担執筆)
    • Total Pages
      139
    • Publisher
      古今書院
  • [Book] 衛星画像を利用した植生活性度の空間分析『GISと地理空間情報(増補版)』2012

    • Author(s)
      木村圭司(分担執筆)
    • Total Pages
      139
    • Publisher
      古今書院

URL: 

Published: 2014-07-24  

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