2012 Fiscal Year Annual Research Report
可溶性VEGF‐C受容体を用いたがん転移抑制の試み
Project/Area Number |
22501018
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Research Institution | Kitasato University |
Principal Investigator |
北里 英郎 北里大学, 医療衛生学部, 教授 (90195256)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
片桐 真人 北里大学, 医療衛生学部, 教授 (50152674)
馬嶋 正隆 北里大学, 医学部, 教授 (70181641)
松本 和将 北里大学, 医学部, 講師 (70306603)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 細胞療法 / 癌転移 / リンパ管新生 |
Research Abstract |
1.C57-svegfr-2における可溶性VEGF-C結合性の確認 (大学院博士4年中村正樹、北里英郎) 平成22年度において作成したC57-svegfr-2上清及び陽性コントロールとしてC57-VEGF-C上清を用い、それぞれの抗体 anti-svegfr-2, anti-VEGF-Cを用いてウェスタンブロット法によりタンパクの発現を確認した。また、それぞれの上清とanti-VEGF-C 抗体を用い svegfr-2とVEGF-Cの結合を免疫沈降反応により確認した。 2.肺がん転移モデルにおけるLLC-svegfr-2 によるリンパ管新生抑制効果の検討(大学院博士4年中村正樹、馬嶋正隆、松本和将、片桐真人) 平成23年度において作製した、マウス肺がん細胞 (LLC)にsvegfr-2を導入したLLC-svegfr-2を200000個C57マウスの背部皮下に移入し、10日に原発巣の病理学的解析を行った。また、陰性の対照としては、レトロウイルスベクターだけを導入した、EV-LLC, 陽性の対照としては、VEGF-Cを導入したLLC-VEGF-Cを用いた。その結果、Lyve-1による免疫染色にて、LLC-EV群と比較して、LLC-VEGF-C移入群で有意にリンパ管新生が亢進し、逆にLLC-svegfr-2移入群では有意に抑制することが判明した。また、細胞移入後、3週後に肺における転移をHE染色にて検討した結果, LLC-VEGF-C移入群で有意に転移コロニーが増加していたが、LLC-svegfr-2に関する転移に関する実験、作用機序の解明は現在進行中である。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(7 results)