2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22501037
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Research Institution | Tokyo University of Technology |
Principal Investigator |
加藤 輝 東京工科大学, 応用生物学部, 准教授 (00367195)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | メチルシトシン / メチル化DNA / エピジェネティクス / がんマーカー / 腫瘍マーカー |
Research Abstract |
ヒトゲノム中のシトシンのピンポイントなメチル化検出法の開発 昨年度までに確立した、リアルタイムPCRを用いた2本鎖DNA中のシトシンのピンポイントなメチル化検出法により、ヒトゲノム中の1塩基のシトシンのメチル化検出を試みた。ヒトゲノムサンプルとしてTakara社製のメチル化/非メチル化ヒトゲノムDNAを用いた。はじめに腫瘍抑制遺伝子RB1の部分配列(79mer)を標的DNAとし、メチル化を解析したい特定のシトシンがthree-way junction(TWJ)構造の分岐点上に位置するように設計したプローブDNAを結合させた。TWJ構造を形成させた標的DNAを亜硫酸水素ナトリウムとアミノオキシ化合物で化学修飾した後、リアルタイムPCRを行い未修飾の標的DNA量を定量した結果、分岐点上の塩基がシトシンの場合とメチルシトシンの場合で未修飾の標的DNA量に有意な差は見られなかった。そこで、プローブやPCRプライマーの濃度、ゲノムDNAの熱変性の方法などを変更し、未修飾の標的DNA量に有意な差が生じる条件を検討したが、メチル化/非メチル化を識別できる条件は見いだせなかった。すなわち、ゲノムDNA中の1塩基のシトシンのメチル化検出は困難であった。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(3 results)