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2012 Fiscal Year Annual Research Report

癌転移を抑制するmiRNAの標的タンパク質のプロテオーム解析による探索

Research Project

Project/Area Number 22501040
Research Institution独立行政法人医薬基盤研究所

Principal Investigator

原 康洋  独立行政法人医薬基盤研究所, 創薬基盤研究部, 研究員 (70568617)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 朝長 毅  独立行政法人医薬基盤研究所, 創薬基盤研究部, プロジェクトリーダー (80227644)
松原 久裕  千葉大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (20282486)
石濱 泰  京都大学, 薬学研究科(研究院), 教授 (30439244)
Project Period (FY) 2010-04-01 – 2013-03-31
Keywordsプロテオミクス解析
Research Abstract

microRNA(miRNA)は遺伝子発現を制御する短いnon-coding RNA である。近年miRNA が癌の発生、転移に関与するとの報告が多く見られるが、その標的となるタンパク質は遺伝子の配列に基づいて推測されているに過ぎない。そこで本研究では、癌転移抑制効果を有するmiRNAの標的タンパク質のプロテオーム技術を用いた探索を目的とし、それらmiRNAの転移抑制能の実験的検証を行った。平成24年度は乳癌細胞の転移を抑制することが報告されているmiRNA-145,miRNA-205 (miR-145,miR-205)に着目した。miR-145,miR-205のターゲットとして癌転移に関与すると思われるタンパク質が複数予測されているが、miR-145,miR-205が実際にそれらのタンパク質の抑制を介して乳癌細胞の転移を抑制しているか十分な検証がなされていない。そこで我々はmiR-145,miR-205による乳癌細胞の転移抑制の実験的検証を行った。転移性乳癌細胞株MDA-MB-231にレンチウイルスベクターを用いてmiR-145,miR-205をそれぞれ導入し、それらmiRNAの恒常的発現細胞を作製した。miR-145,miR-205導入細胞とコントロールベクター導入細胞の浸潤能をマトリゲル・インベージョン・チャンバーを用いて比較したところ、それらmiRNA発現細胞に浸潤の抑制は見られなかった。今回の研究により、乳癌転移抑制効果を有すると報告されていたmiRNAの転移抑制能が真に普遍的なものでないことが明らかになった。

Current Status of Research Progress
Reason

24年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

24年度が最終年度であるため、記入しない。

URL: 

Published: 2014-07-24  

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