2012 Fiscal Year Annual Research Report
トランスポーターと小胞輸送による共役的抗がん剤排出機構の解析
Project/Area Number |
22501047
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
古川 龍彦 鹿児島大学, 医歯(薬)学総合研究科, 教授 (40219100)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
池田 龍二 鹿児島大学, 医学部・歯学部附属病院, 准教授 (50398278)
金蔵 拓郎 鹿児島大学, 医歯(薬)学総合研究科, 教授 (70177509)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 抗がん剤耐性 / ATP7A / 小胞輸送 / Gタンパク質 / Rabタンパク質 / ATP7B |
Research Abstract |
ATP7A高発現細胞における抗癌剤の薬剤排出機構に小胞輸送系が関わっていることを見いだし、小胞輸送を制御するRab蛋白に注目して研究を進めてきた。 Menkes病患者由来のMe32細胞にATP7Aを強制発現した細胞Me32/ATP7Aに昨年クローニングしたヒトRab27bを遺伝子導入して、ヒトRab27b強制発現細胞を作製した。Doxorubicinの局在と耐性度に外因性のRab27bの発現の有無による大きな差を見いだせなかった。内因性のRab27の発現が十分高いためと考えられるので、両方のRab27の発現を低下させてDoxorubicinの局在と耐性度について検討を行うために、Rab27a,Rab27bのshRNAを作成中である。 また、Rab27とATP7Aの発現が低い細胞を選んでRab27a,Rab27bの高発現よるDoxorubicinの局在と耐性度について検討を行うために、Rab27a,Rab27bとATP7Aの発現についてヒトがん培養細胞について発現の高い細胞と両方のRab27が低い細胞の同定を行っている。 一方、ATP7Bのシスプラチン耐性機構についても解析を進めた、金属結合部位の特定の点変異を持つATP7Bを発現した細胞ではシスプラチンに対する耐性をもたないことを確認した。現在、さらに関連の変異ATP7B発現細胞を作製している。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(26 results)