2012 Fiscal Year Annual Research Report
肺癌に対するビタミンDサプリメント二重盲検ランダム化プラセボ比較臨床試験
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22501060
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Research Institution | Jikei University School of Medicine |
Principal Investigator |
秋葉 直志 東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (10192907)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森川 利昭 東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (60292025)
浦島 充佳 東京慈恵会医科大学, 医学部, 准教授 (80203602)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 肺がん / ビタミンD / 再発予防 / 手術 |
Research Abstract |
研究の目的 我々は大腸癌患者血清25OH ビタミンD濃度が低いと総死亡率が高くなり、ビタミンD受容体遺伝子多型が卵巣癌、頭頚部癌の患者予後に強い影響をもたらすことを見出した。また、米国ハーバード大学グループは、ビタミンD内服による癌発症予防試験を開始すると発表したが、ビタミンDサプリメントを用いた術後再発予防のランダム化プラセボ比較試験はない。ビタミンD1日1200IUにより癌再発予防という世界初の臨床試験を開始した。本研究の目的は、肺癌術後のビタミンDサプリメント内服により、無病生存率および全生存率を改善できるかを検証する。更に血清ビタミンD(25OHD)濃度、ビタミンD受容体遺伝子多型の影響についても解析する。 研究実施状況―二重盲検ランダム化プラセボ比較臨床試験を実施している。 ①登録140名:担当医は選択基準を満たす患者に対し試験内容につき説明し、書面で同意を得た。同意を得たのち、個人情報を研究IDに変換した上で中央にFAX登録を行った。②患者問診136名:性別、年齢、既往症、合併症等基礎的な情報を中央に研究ID でFAXした。③癌データ136名:病理病期、浸潤・転移の程度、病理組織分類などの癌関連臨床情報を中央に研究IDでFAX した。④患者検体(血液)125名:中央に研究ID で郵送した。 ⑤ ビタミンD受容体遺伝子解析0名:1) キアキューブ(既に設置してある)により血液検体からDNA を自動抽出。2) PCRにてビタミンD受容体遺伝子の一部を増幅。3) シークエンスにより評価。⑤25OH ビタミンD血清濃度測定120名:研究ID化された検体として、まとめて中央モニターセンターよりSRL(検査会社)に外部委託した。⑥薬終了データ:82人。⑦エンドポイント発生データ:12人。 まとめ 以上の如く、鋭意症例集積中であり、現状ではデータ解析を行っていない。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
方法:① 慈恵医大附属病院(新橋、柏、第三、青戸)呼吸器外科外来あるいは病棟で研究趣旨を説明:同意を得たら登録FAXを臨床研究開発室に送る(個人情報は研究IDに交換:匿名化)。② 手術入院中の採血:個人情報は研究IDに置換して慈恵医大臨床研究開発室に搬送。③ 慈恵医大臨床研究開発室でビタミンD25-OH-DおよびビタミンD受容体遺伝子多型をPCRと制限酵素およびシークエンス技術を用いて判定。④ 臨床研究開発室でランダムに振り分け慈恵医大附属病院(新橋、柏、第三、青戸)呼吸器外科に搬送されたビタミンDないしはプラセボを、1日6錠を1年間内服してもらう。退院時、あるいは外来受診時に次回外来までの分量を渡す。⑤ エンドポイント発生時、FAXで慈恵医大臨床研究開発室に通知する。進捗状況:これまで140症例の登録が終了しているが、当初の400例にまだ達せず研究を続ける。また、これまでの中間解析を行う。
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Strategy for Future Research Activity |
進捗状況:これまで140症例の登録が終了しているが、当初の400例にまだ達せず研究を続ける。また、これまでの中間解析を行う。
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Research Products
(13 results)
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[Journal Article] Multiple pulmonary metastases following by total removal of bilateral parasagital meningioma with complete occlusion of superior sagittal sinus: case report.2012
Author(s)
(Nakano M), Tanaka T, Nakamura A, Watanabe M, Kato N, Arai T, Hasegawa Y, Akiba T, Marushima H, Kanetsuna Y, Abe T.
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Journal Title
Case Report Neurol Med
Volume: 2012
Pages: 121470
DOI
Peer Reviewed
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