2011 Fiscal Year Annual Research Report
チミン酸化損傷5-ホルミルウラシルに対する生体内修復機構FOシステムの全容解明
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22510062
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Research Institution | Saga University |
Principal Investigator |
寺東 宏明 佐賀大学, 総合分析実験センター, 准教授 (00243543)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
近藤 敏弘 佐賀大学, 総合分析実験センター, 教務員 (20186852)
徳山 由佳 佐賀大学, 総合分析実験センター, 教務員 (30398135)
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Keywords | DNA損傷 / 修復酵素 / 突然変異 / 活性酸素 / 放射線 |
Research Abstract |
本研究の目的は、主要なチミン酸化損傷の一つ5-ホルミルウラシル(5-foU)の生体内修復機構の全容解明である。5-foUは最も生成収率の高いチミン酸化塩基損傷の一つであり、誤対合性ならびに二次的付加損傷生成を示す。本研究では、5-foUに対する修復システムをFOシステムと名付け、その未解明のロストピースを見出し,5-foU修復の全容を明らかにしていく。ここで提案するFOシステムは,(1)非誤対合性5-foUの除去(AlkA/SMUGI,TDG,MBD4),(2)誤対合5-foU誘発突然変異の抑制(MutSLH/?),(3)5-fodUTPの分解(?/?)であり、?の部分が未だ明らかとなっていないロストピースである。 本年度は研究計画二年目として、一年目に引き続き「DNA中に取り込まれた5-fbU除去修復酵素活性の比較検討によるその役割分担の明確化」を中心に検討を行い、5.foU除去修復に関連すると考えられるDNAグリコシラーゼである大腸菌AlkA(J.Biol.Chem.274:25136,1999)およびMug、ヒトSMUG1、UDG1、UPG2、TDG、MBD4の遺伝子クローニングを行い、大腸菌蛋白大量発現系を用いて、各酵素タンパクを調製した。同時に、5-foU特異的含有オリゴヌクレオチド基質を合成し、ニッキングアッセイにて、順次5-fou修復活性の比較検討を行っていった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本研究の最も困難な実験ステップである修復酵素タンパク質の調製ならびに損傷基質オリゴヌクレオチドの調製が完了したことが評価できる。
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Strategy for Future Research Activity |
最終年度は前述したように、これまでに調製した修復酵素タンパク質なうびに損傷基質オリゴヌクレオチドを用いて、FOシステムのうち除去修復系の検討を行うとともに、当初予定であるヌクレオチドプール清浄系の検討を行なっていかく。
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Research Products
(6 results)