Research Abstract |
○研究目的1:「電磁力の解析と最適な隔膜部の設計」 隔膜の振動と流体解析を組み合わせた計算方法を構築し,振動数と流量の関係を明らかにした.さらに,流量が最大となる振動数を算出し,電磁力とともに流量がリニアに増えること,実験値とも比較し良い一致を見せること,従来のものより流量が大きいも明らかにした.試作品の作成も行った.このように最適な隔膜部の設計の指針を得ることができた ○研究目的2:「混合率の最適化」 ローターの回転数,流体の速度,撹拌係数を様々に変化させて数値計算を行い,ローターの前後での流れの違いが撹拌効果を増大させることを明らかにした.さらに,仮想粒子を流すことで,撹拌のメカニズムを明らかにし,粘性の大きな流体でも効果があることを明らかにした.確率密度関数を用いた手法により,ストロハル数に関して混合率に相似性があること,ストロハル数とともに撹拌率が上がり,ペクレ数と共に下がるなどを明らかにした ○研究目的3,4:「噴流速度,速度分布の最適化」,「噴流速度,速度分布の最適化」 噴流を用いた加速度計を作成するために数値解析を行った,その結果,必要なパラメーターの最適値を明らかにし,実用的な装置の設計指針が得られた.特にx, y, zの3方向の加速度を同時に測定することを目的としており,これは従来にはないものである,また,本装置は3層で形成され,MEMS技術によって容易に作成ができるような設計となっており,次年度の研究に繋げる予定である
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