2012 Fiscal Year Annual Research Report
生産システムにおける多重負荷AGVの運用に関する総合的研究
Project/Area Number |
22510155
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Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
Principal Investigator |
山下 英明 首都大学東京, 社会(科)学研究科, 教授 (30200687)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊呂原 隆 上智大学, 理工学部, 教授 (60308202)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 多重負荷AGV / スループット / 運用ルール / 生産システム / スケジューリング / シミュレーション |
Research Abstract |
平成23年度に行った生産システムにおけるAGVの運用規則の研究では,スループットを向上をするためには,近い将来の稼働状態の推移をも踏まえ,先のタスクを見越した動的なスケジューリングを行うことの有効性がある程度明らかになった.しかし,モデルが複雑すぎると,最適な運用規則を求めることが困難で,その効果を厳密に検証できないという問題も浮上した.そこで,平成24年度はこれらの研究を基に,2つの機械の間を多重負荷AGVが仕掛品を搬送する単純なシステムにおいて,いつ,どれだけ仕掛品を搬送するかを規程する運用規則を詳細に検討した. 機械1で加工すべき仕掛品は常に存在し,機械1で加工を終了した仕掛品は機械1の出力バッファに入り,AGVによって機械2の入力バッファに搬送されるのを待つ.出力バッファに仕掛品が溜り,機械1で加工済みの仕掛品を出力バッファに移動できなくなったとき,機械1はブロッキングとなり,加工を停止する.また,機械2は入力バッファに加工すべき仕掛品がないときスタービングとなり,加工を停止する.このモデルにおいてシミュレーションも開発し,各機械の加工時間,AGVの速度,AGVの容量,入出力バッファ容量を変化させ,生産ラインのスループットを最大にする運用規則を調べた. この結果,いつ,どれだけ仕掛品を搬送するかを決定する際,その時点にバッファにある仕掛品の個数の情報だけを用いて決定するよりも,各機械での残り加工時間も考慮した方がスループットが向上することが判明したため,現在は残り加工時間も考慮した詳細な運用規則を求めるための研究を続けている.本研究が完成すれば,実際のAGVシステムの現場において運用規則を決定する際に,大いに参考になると期待できる.
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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