2011 Fiscal Year Annual Research Report
エージェントシミュレーションによる新たな消費者行動モデルの開発と分析
Project/Area Number |
22510160
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Research Institution | Soka University |
Principal Investigator |
岡田 勇 創価大学, 経営学部, 准教授 (60323888)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山本 仁志 立正大学, 経営学部, 准教授 (70328574)
諏訪 博彦 電気通信大学, 大学院・情報システム学研究科, 助教 (70447580)
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Keywords | 社会シミュレーション / 消費者行動モデル / リスク選択行動 / プロスペクト理論 / ソーシャルメディア |
Research Abstract |
今年度は、消費者行動の基礎モデルに関する論文を投稿し採択された。また、消費者行動研究については、ソーシャルメディアという枠組みでより広義に解釈し、研究分担者と連携しつつ、国内外の研究者と広く研究に関する情報交換を機会を探るべく、各種会議を企画した。具体的には、日本社会情報学会(9月において研究代表者(岡田)が中心となって「社会シミュレーション」に関するワークショップを開催、社会情報システム学シンポジウム(1月)において研究分担者(山本)が中心となって「社会科学におけるシミュレーション研究」に関するシンポジウムを開催、Hawaii International Conferenceon Systems Sciences(HICSS)において研究代表者(岡田)や研究分担者(諏訪)が中心となって「ソーシャルメディアと消費行動」に関する国際ワークショップ(Minitrack)を開催した。 また、消費者行動のうちリスク選択に焦点を当てた基礎的モデルの開発と分析については、国際会議での発表を踏まえ、基礎的な研究成果が出たので、各種論文として投稿した。採択されたものは、電子情報通信学会に掲載された「リスク選択行動」に関するエージェントシミュレーションを用いた研究(岡田と山本)や、同学会に掲載された「社会的ワクチン」に関する数理的分析を行った研究(山本と岡田)である。 これらの研究を補完する形で、消費者行動をとりいれたマクロ経済モデルを用いて、どのような社会制度が持続的な経済成長にとって重要なのかを、人間行動の側面を考慮して構築したモデルに関する解析を行うことができたので、国際誌Journal of Artificial Intelligence and Social Simulationに投稿し、採択された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
今年度で4年計画の2年次が終了し、おおむね半分程度の研究成果が求められると考えているが、基礎的な消費者行動モデルについては、すでに論文として成果を公表し、その次に考察しているリスク選択行動については、その最初の成果も好評がなされていると判断している。
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Strategy for Future Research Activity |
リスク選択行動については、エージェントシミュレーションによる分析だけではなく、数理生物学的な手法(リプリケータダイナミクスなど)を用いることで、より汎用的な分析が可能になることから、それに挑戦していきたい。この研究の成果は本研究のテーマである、新たな消費者行動モデルにおいて重要な役割を果たすことになると考えているので、今年度はそれに集中し、最終年度の統合的な成果のための武器としていきたい。
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Research Products
(18 results)
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[Presentation] 震災時における地域SNSの分析2011
Author(s)
小川祐樹, 山本仁志, 和崎宏, 後藤真太郎pp.105-110,2011(9)
Organizer
2011年日本社会情報学会(JSIS&JASI)合同研究大会研究発表論文集
Place of Presentation
浜松・熱海
Year and Date
20110900
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