2012 Fiscal Year Annual Research Report
エージェントシミュレーションによる新たな消費者行動モデルの開発と分析
Project/Area Number |
22510160
|
Research Institution | Soka University |
Principal Investigator |
岡田 勇 創価大学, 経営学部, 准教授 (60323888)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山本 仁志 立正大学, 経営学部, 准教授 (70328574)
諏訪 博彦 電気通信大学, その他の研究科, 助教 (70447580)
|
Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2014-03-31
|
Keywords | 経営学 |
Research Abstract |
平成24年度は、おもに消費者行動の理論モデルの構築とそのシミュレーションを分析した。消費者行動に関する理論モデルの詳細な詰めを行い、特にリスク選択、協調の進化に関するインターネット取引モデルについては、多くの知見を得ており、成果は論文発表1本、国際会議発表5本となった。 これらを遂行するため、共同研究者との定期的な打ち合わせに合わせて、関連研究のサーベイ、国際会議での情報交換を行った。 具体的には ACM Transactions on Intelligent Systems and Technology 誌 4 巻 1 号において、リスク選択行動に関する進化の理論解析に関する論文を掲載した。また、AAMAS(マルチエージェント研究における権威ある国際会議)での発表、IEEE国際会議で併設されたIAT(知的エージェント技術に関する国際会議)での発表、シグナリングに関する欧州と中心とした国際会議(New Developments in Signaling and Game Theory)における発表などである。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
消費者行動に関する理論モデルの詳細な詰めを行い、特にリスク選択、協調の進化に関するインターネット取引モデルについては、多くの知見を得て成果を公表できたので、この点については予想以上の達成度である一方、実データの分析は行っていない点がややマイナスであるから。
|
Strategy for Future Research Activity |
平成25年度は研究の最終年度であるため、今までの成果をまとめる必要がある。そこで、本研究の最大の成果は理論モデルの構築と分析になると思われるので、その点に焦点を当て、いったん、今までの研究成果をまとめ、公表するために足りていない部分のサーベイやモデルを本年度前半においてつめる。後半において、公表するための各種ワークショップ、国際会議での発表、論文投稿などを行う予定である。
|
Research Products
(4 results)