2012 Fiscal Year Annual Research Report
多様な判断基準を考慮した確率的施設配置計画とその応用
Project/Area Number |
22510165
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Research Institution | Kobe Gakuin University |
Principal Investigator |
塩出 省吾 神戸学院大学, 経営学部, 教授 (40154174)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 施設配置 / 競合状況 |
Research Abstract |
企業が施設を配置するときに、様々な要因が引き起こす不確実性や、消費者の決断におけるあいまい性により意思決定者は大変難しい判断をしなければならない。本研究では、互いに競合関係にある複数の企業による施設の配置を中心に研究した。通常の2企業による施設の競合配置に関しては多くの研究成果が存在するが、競合関係にあるのは2企業とは限らないのである。より現実的な状況では3以上の企業が互いに競合していることの方が普通のようにも思われる。しかし、多くの企業が競合していたとしても、現実にはすべての企業が、ほぼ同じ場所に施設を配置することは考えられず、複数ではあるが小さい数の企業が集中して施設を配置することはよくある。 本研究では、互いに競合する3施設の競合配置に関する研究を行った。2施設では他の競合する1企業の最適配置問題、すなわち単一施設配置を考えれば良かったが、3施設になると他の2施設も互いに競合しているので他の2施設の競合配置問題を考えながら最適な配置になるように意思決定しなければならないので、複雑で大変面倒な問題になる。本研究は台湾の国立成功大学都市計画系の葉光毅教授を共同研究をしており、日本でメールによる連絡手段等を用いて研究を進め、私が台湾に出張したり、葉教授が日本に来られたときに細かい打ち合わせを行い研究を進めた。研究成果は国際会議等で発表し、Computers & Industrial Engineeringに投稿し掲載された。これを完成する際に客員教授としてお招きしていた韓国KAISTのHark Hwang教授にも論文の完成度に関するチェックを受けていた。 不確実性の要素を入れて確率計画法を用いたモデルについては、かなり難解で良い解決法がまだ見つかっていないので、更なる検討を現在も進めている。消費行動のあいまい性についても検討を進めている状況である。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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