2010 Fiscal Year Annual Research Report
メディアとしての公共空間と国民化のプロセスに関する歴史人類学的研究
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22510253
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| Research Institution | Hokkaido University |
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Principal Investigator |
岡田 敦美 北海道大学, 大学院・メディア・コミュニケーション研究院, 准教授 (40407630)
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| Keywords | 公共 / 交通 / 空間 / メディア / 地下鉄 / 歴史 |
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| Research Abstract |
今年度は、第一点として、研究対象となっている歴史的な出来事であるメキシコ革命と関連があり、それを象徴するものとなっている、アイコンやモチーフ、キーワード、人物や場所などをリストアップし、整理する作業を進めた。この作業は、様々な資料調査と並行する形で行うこととなった。また、隣接する研究分野の先行研究の研究成果や動向を分析することにも比重が置かれた。
第二点として、歴史的出来事の記憶のされ方に関する先行研究、およびメキシコ革命の描かれ方といった方法論に関する先行研究の収集と整理を行い、その分析を開始した。とりわけ、ヨーロッパにおける近年の研究動向と先行研究について、手ごたえを得ることができた。
第三点として、現地調査で収集済みであった資料の整理と分析を深化させることができた。本研究の対象となっている公共機関の数ある駅のうち、幾つかの特徴的な駅に関して、その製作者と時代の関係や、モチーフに観察される、先行する著名な作品の援用の問題などに関する分析を行うことができた。
第四点として、当該研究の途中経過を、9月にイギリスで行われたメキシコ革命100周年を記念する国際学会において発表することができた。歴史や人類学以外のディシプリンの欧米の研究者多数と、同じテーマについて、極めて学際的な意見交換をすることができた。国際会議における研究発表を行ったということの他にも、今後の研究の進展のうえで、大きな収穫があったといえる。
第五点として、既に入手済みの資料の分析をもとに、他国の事例との比較を行うことができた。
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Research Products
(1 results)
