2012 Fiscal Year Annual Research Report
ドイツ大企業における仕事と家族の調整政策-日独比較の視点から
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22510255
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
田中 洋子 筑波大学, 人文社会系, 教授 (90202176)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | ドイツ / ワーク・ライフ・バランス / パートタイム / 労働時間 / 育児 / 短時間正社員 / 国際情報交換 / 柔軟化 |
Research Abstract |
これまでの研究、企業調査をまとめ、その位置づけを行う作業をすすめつつ、広く研究成果を発表する機会を持った. まず、ドイツの企業における労働と生活・健康とのバランス関係について、企業での正規雇用、パート雇用、派遣・契約雇用などの雇用形態別の状況と問題点を、「健康のための社会政策―ドイツの事例から」(『社会政策』第4巻第2号)として発表した。企業の仕事と結婚・出産・育児を通じた家族形成との相互関係についての報告を、ドイツ・ギーセン大学と筑波大学の共催によるベルリン日独国際会議において、Work, Time and Family. Employment System and Family Formationとして報告した。それと並行して『生活経済政策』誌での連載を通じて、仕事と家族・健康との相互関係について「頑張り方の社会的調整」「グローバル経済と持続可能性」を通じて広く発表した。 秋に行ったドイツでの調査活動を通じて、ダイムラー社での人事担当者・全従業員代表委員会とのインタビュー調査、文書館での資料収集、およびドイツ経営者連盟とのインタビュー調査・資料収集を行った。その結果を合わせた研究の総括として、2013年1月のアメリカ社会科学学会連合・雇用労働学会LERA大会において、Increasing Time Flexibility in Workplace? Comparative Study of Japanese and German Corporationsを執筆・報告した。またヨーロッパ社会政策ネットワークEspa-netでの秋の大会報告、社会政策学会の春季大会での報告に応募し、採用された。日本語および英語での論文発表が行われる予定である。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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