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2010 Fiscal Year Annual Research Report

モンゴル高原における土地制度と移動牧畜の実践をめぐる実証的研究

Research Project

Project/Area Number 22510270
Research InstitutionKagoshima University

Principal Investigator

尾崎 孝宏  鹿児島大学, 法文学部, 准教授 (00315392)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 上村 明  東京外国語大学, 外国語学部, 研究員 (90376830)
中村 知子  東北大学, 東北アジア研究センター, 専門研究員 (80513887)
Keywords文化人類学 / 牧畜 / モンゴル高原 / 土地制度
Research Abstract

本研究の目的は、モンゴル高原における土地制度と移動牧畜の実践の関係性を、主として文化人類学的な手法を通じて解明することである。
本年度の基本的な見通しとしては、文献データについては現有資料の整理及び現地調査による新規資料の獲得、調査データについては既存の調査データの収集整理及び本研究で新たに行う現地調査の予備的調査であった。それを踏まえ、以下に、本年度の具体的な成果を列挙する。
中村知子と尾崎孝宏の現地調査を通じて、中国のものを中心に国家レベルおよび地方政府レベルの土地制度の収集を行った。また現有資料を中心とする、データのデジタル化も一定の成果を上げているが、サーバの技術的問題より公開データはその一部にとどまっているのが現状である。なお、サーバは上村明が管理する、東京外国語大学のものを利用することとした。
一方、既存の調査報告が存在する地域のデータ整理についても、中国側についてはほぼ完了し、尾崎が「内モンゴル牧畜における土地利用の現状-四子王旗,農牧境界地域の事例-」として既に論文化し、刊行されている。
モンゴル国側に関する調査研究は、上村明の予備的調査により、次年度本格的な現地調査を行う地点の選定や当該地域に関する基礎的データの収集は完了している。ただし土地制度関連の資料については、モンゴル国で数年来の懸案となっている、牧地の個人的な占有を認める法案の審議が遅れているため、現状では国家レベル・地方政府レベルいずれのものについても、収集すべき資料そのものが乏しく、特に新規のものは皆無であった。この点は次年度以降の動向に注視したい。
本年度においては、次年度実施予定の現地調査の準備作業が基本的に完了できたと総括できる。

  • Research Products

    (2 results)

All 2011 Other

All Journal Article (1 results) Remarks (1 results)

  • [Journal Article] 内モンゴル牧畜における土地利用の現状-四子王旗,農牧境界地域の事例-2011

    • Author(s)
      尾崎孝宏
    • Journal Title

      人文学科論集

      Volume: 73 Pages: 1-25

  • [Remarks]

    • URL

      http://mongol.tufs.ac.jp/ozaki_kaken/

URL: 

Published: 2012-07-19  

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