2012 Fiscal Year Annual Research Report
帝都東京における神社境内と「公共空間」に関する基礎的研究
Project/Area Number |
22520063
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Research Institution | 國學院大學 |
Principal Investigator |
藤田 大誠 國學院大學, 人間開発学部, 准教授 (20407175)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
青井 哲人 明治大学, 理工学部, 准教授 (20278857)
畔上 直樹 上越教育大学, 学校教育研究科(研究院), 准教授 (20315740)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 帝都東京 / 神社境内 / 公共空間 / 公共性 / 内苑・外苑 / 神社建築 / 造園・都市計画 / 国家神道 |
Research Abstract |
最終年度の平成24年度は、研究会やシンポジウムの開催に当たり、一層の学際的な議論を目指すため、適宜他の研究組織と共催した。具体的には、第9回~第12回の神社と「公共空間」研究会を開催し(於 國學院大學、明治神宮、京都府立総合資料館)、さらに9月開催の日本宗教学会第71回学術大会(於 皇學館大学)でパネル発表を行い、10月には、本研究の総括的な公開シンポジウムを開催した(於 明治神宮社務所講堂)。 各種調査・資料収集、研究会・学会発表・シンポジウムの実施など、本研究で計画していた諸事業は、本研究参加者の尽力と的確な経費の執行によって概ね順調に実行され、その研究計画を全うすることができた。 なお、比較的コンスタントに活字記録を公表し、さらに各自の口頭発表、学術論文等において研究発信が順調になされていたことや、管理者の繁忙もあり、当初研究発信の主なツールの一つとして想定していたウェブサイトは、随時の内容更新が適わなかったことが反省材料として挙げられる。しかし、それにも拘らず、本研究推進上、とりわけ大きな比重をかけて開催してきた神社と「公共空間」研究会をはじめ、学会パネル発表やシンポジウムなどの議論の場では、これまで同様、或いはそれ以上に多様な観点(神道史、宗教史、建築史、造園史、都市史、地域社会史、教育史、美術史、史料学、社会学、民俗学、林学、政治学など)や学際的観点から活発に討議が行われた。 そしてこれらを踏まえ、研究成果報告書を作成した。報告書には、東京・京都・熊本の神社関係公文書の一覧、神社・公園に関する法令一覧、神社建築、造園・都市行政、内務省、宮内省などにおける関係人物や関係部局の基礎的データを収録し(一部相関図として提示)、それぞれに解題や検討を加えたのみならず、研究代表者・研究分担者を中心に、研究史を踏まえた現時点での到達点の確認や集大成となる論考を多数掲載した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(42 results)