2013 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22520069
|
Research Institution | Otani University |
Principal Investigator |
飯田 剛史 大谷大学, 文学部, 教授 (10127045)
|
Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2014-03-31
|
Keywords | 民族まつり / 多文化共生 / 在日コリアン / ニューカマー / 地域共生 / 祭 / エスニック・フェスティバル / 国際理解 |
Research Abstract |
民族まつり(民族文化祭)とは、日本に在住する多様なエスニックの人々が、その民族文化を公共の場で祭りの形で表現しようとする社会・文化運動である。1980年代に大阪で在日コリアンによって始められた3つのまつりをきっかけにして、今日約100にのぼる民族まつりが関西を中心に全国で展開されている。まつりの主旨は、民族文化、民族アイデンティティの主張から、国際理解、多文化共生をめざすものが増加してきている。本研究は、現在における民族まつりの全体像を明らかにし、在日コリアン、日本人住民、ニューカマーがどのように地域のまつりを創造し、多文化・多民族共生の文化を形成しつつあるかを解明するものである。最終年度にあたる今年度は次のような研究活動を行い、最終報告書を作成した。 ① 民族まつりに関わる補足調査を行った(飯田剛史 11.30-12.2、藤井幸之助 12.14・15、飯田剛史 12.14-15)。② 学会報告を行った(田島忠篤 韓国日本近代学会 10.25-28)。③ 研究報告会議を5度(4.20, 6.1, 7.6, 10.19, 12.7)にわたって行いつつ、報告書作成計画を作定し、寄稿原稿および資料編集を進めた。④それに伴い韓国より2名の研究者(李定垠氏、金賢仙氏)を招へいした。⑤ 報告書編集会議を行い(1.14)、報告書完成までのスケジュールを確認した。⑥ 報告書『民族まつりの創造と展開 上巻・論考編、下巻・資料編』を作成した(2.28)。
|
Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(3 results)