2013 Fiscal Year Annual Research Report
ティントレット派素描のカタログ化:英国外に所蔵される作品総目録の作成
Project/Area Number |
22520095
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Research Institution | Tokyo National University of Fine Arts and Music |
Principal Investigator |
越川 倫明 東京藝術大学, 美術学部, 教授 (60178259)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 美術史 / イタリア / ヴェネツィア派 / 素描 / ルネサンス / ティントレット |
Research Abstract |
平成25年度には、フィレンツェ、ウフィツィ美術館素描室に所蔵される作品のなかから、ドメニコ・ティントレット作あるいはティントレット工房作とされる約30点の素描について詳細な検討を加え、従来の作者帰属に大幅な変更を加えた論考(英文)を刊行した。さらにこの論考を世界各国の関連する分野の研究者(大英博物館ヒューゴ・チャップマン、ウフィツィ美術館マルティア・ファイエッティ、パリ高等研究実習院ミシェル・オクマン、ウーディネ大学ステファニア・マゾン、ボストン美術館フレデリック・イルチマン等)に送付し、私的な意見交換ではあるが、有益な論考として評価を得ることができた。 平成25年11月には、ヴェネツィアに調査旅行を行ない、チーニ財団美術史研究所およびパラッツォ・ドゥカーレ美術館にて調査を行ない、ドメニコ・ティントレットの制作活動に関する有益な知見を得、上記の論文に反映させた。また、平成26年3月に、ロンドン(ロンドン大学ウィット図書館)とパリ(フランス国立図書館)に調査旅行を行ない、ティントレットと密接な関係をもつ芸術家ランベルト・スストリスおよびアンドレア・スキアヴォーネに関する調査を行った。(当初予定よりも多い2度の外国調査旅行を実施したため、文献資料等物品費の支出は私費でまかない、旅費に支出をあてた。) これらの成果を、年間を通じてティントレット派素描のデータベースに入力を継続し、従来のカタログに含まれない作品を収載していくとともに、従来の作者帰属の変更を行なった。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(5 results)