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2012 Fiscal Year Annual Research Report

世界美術史における日本の再評価にジョルジュ・サールが果たした先駆的役割

Research Project

Project/Area Number 22520096
Research InstitutionOchanomizu University

Principal Investigator

SCHWARTZ LAURE  お茶の水女子大学, 大学院人間文化創成科学研究科, 准教授 (20377013)

Project Period (FY) 2010-10-20 – 2013-03-31
Keywordsジョル ジュ・サール / ギメ美術館 / 美術史 / 日仏交流 / 博物館学 / ルーヴル美術館 / コレクッション / 『人類の美術』
Research Abstract

ジョルジュ・サールの生涯を詳細に辿りながら、世界美術史における日本の再評価にサールが果たした役割を裏付ける資料の現状をより広く把握することができた。
日本美術の作品やコレクション、またヨーロッパと日本におけるアジア美術史の発展に関する近年の出版物を入手することで、フランスにおける日本美術コレクション史の中でサールがとった行動を明確にすることができた。
フランスでの研究滞在では、いくつかの研究施設や美術館(国立美術館附属図書館、ギメ美術館附属図書館)に属する学芸員や研究員の協力を得て、ジョルジュ・サール自身に関するものだけでなく、最初の極東美術コレクションについて、ルーヴル美術館での展示からギメ美術館への移管に至る歴史に関する多くの情報や資料を、引き続き入手することができた。また、フランスにおけるアジア美術コレクションの展示の歴史に関する論文の寄稿(「チャンディーガルからパリへ フランスの美術館におけるアジア美術受容の変遷への一考察」)、そして一昨年お茶の水女子大学において企画・コーディネートを担当したファン・ゴッホと日本に関するシンポジウム(第14回国際日本学シンポジウム 2011年7月10日)の議事録の出版により、日仏芸術交流、とりわけアジア美術と現代美術の分野における世界的ミュゼオロジーの進展にサールが果たした重要な役割を浮き彫りにすることができた。
そして昨年、本研究のテーマの一環として、お茶の水女子大学比較日本学教育研究センターの主催で第15回国際日本学シンポジウム(2012年7月8日)「能になった西洋の詩・戯曲」を開催し、西洋における日本文化の受容にみられるサールの思想と功績について、過去と現在の視点から考察することができた。19世紀末から20世紀全体を通して多様に解釈されてきた能は、本研究にとってもとりわけ重要な指標となった。

Current Status of Research Progress
Reason

24年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • Research Products

    (6 results)

All 2013 2012 Other

All Journal Article (2 results) (of which Peer Reviewed: 2 results) Presentation (1 results) Remarks (3 results)

  • [Journal Article] チャンディーガルからパリへフランスの美術館におけるアジア美術受容の変遷への一考察2013

    • Author(s)
      小川 裕充
    • Journal Title

      『美術に即した文化的・国家的自己同一性の追求・形成の研究―全アジアから全世界へ』(科学研基盤研究[S] 研究成果報告書

      Volume: なし Pages: 未定

    • DOI

      http://www.jsps.go.jp/j-grantsinaid/12_kiban/ichiran_19/j-data/j21_ogawa.pdf

    • Peer Reviewed
  • [Journal Article] 「ファン・ゴッホと日本 ―ガシェ芳名録紹介本をめぐって― お茶の水女子大学第13回国際日本学シンポジウム セッシヨンIIの趣旨」2012

    • Author(s)
      ロール・シュワルツ=アレナレス
    • Journal Title

      比較日本学教育研究センター年報

      Volume: 8号 Pages: 53-60

    • DOI

      http://teapot.lib.ocha.ac.jp/ocha/handle/10083/51882

    • Peer Reviewed
  • [Presentation] 西洋に響く能― 移行・翻訳・解釈 -2012

    • Author(s)
      ロール・シュワルツ=アレナレス
    • Organizer
      お茶の水女子大学第14回国際日本学シンポジウム セッシヨンII
    • Place of Presentation
      お茶の水女子大学
    • Year and Date
      20120708-20120708
  • [Remarks] ファン・ゴッホと日本 : ガシェ芳名録紹介本をめぐって

    • URL

      http://teapot.lib.ocha.ac.jp/ocha/bitstream/10083/51882/1/08_53-59.pdf

  • [Remarks] ファン・ゴッホと日本 : ガシェ芳名録紹介本をめぐって

    • URL

      http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY201108020152.html

  • [Remarks] 能になった西洋の詩・戯曲」お茶の水女子大学

    • URL

      http://www.ocha.ac.jp/event/20120521/poster_2.pdf

URL: 

Published: 2014-07-24  

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