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2012 Fiscal Year Annual Research Report

戦後文学芸術運動の基礎的研究――1950~60年代の新日本文学会を中心に――

Research Project

Project/Area Number 22520198
Research InstitutionNishogakusha University

Principal Investigator

山口 直孝  二松學舍大學, 文学部, 教授 (30297741)

Project Period (FY) 2010-04-01 – 2013-03-31
Keywords新日本文学会 / 大西巨人 / 武井昭夫 / 湯地朝雄 / 玉井五一 / 記録芸術の会
Research Abstract

新日本文学会を中心とする戦後の文学芸術運動の歴史は、概要のみが知られており、会の活動や刊行物の詳細は、明らかでないことも多い。そのため、本研究では、新日本文学会や周辺の運動団体の刊行物を収集し、細目を作成すること、また、当事者にインタビューを行い、証言を記録することの二つを柱にして研究を進めてきた。
2012年度は、大西巨人・湯地朝雄・玉井五一の三氏にインタビューを行った。このうち、大西氏・玉井氏のインタビューは、注記を施した形で発表することができた。ただし、大西氏・玉井氏のインタビューも分量の問題で公けにできていない部分が残されており、湯地氏の分を含めて、今後順次まとめていく予定である。また、大西氏・湯地氏の分泌活動について、論考をまとめることができた。
刊行物の収集については、『現代詩』・『美術批評』・『現在』・『記録芸術の会会報』・『映画批評』・『テレビドラマ』・『大阪労演パンフレット』などを対象とした。それぞれの雑誌ごとのデータを記録すると同時に、大西巨人・玉井五一・湯地朝雄・武井昭夫ら芸術運動に関わった文学者の個人書誌を編む作業も並行して行った。玉井五一・湯地朝雄の書誌については、近日中に公表する予定である。
インタビューと雑誌細目作成とを通じて、新日本文学会を中心とした文学・芸術の運動体がさまざまな思想・立場の人間の集合体であり、多層をなしていること、一つの運動体の内部においても葛藤があり、運動の質が変化していくことを、より具体的に把握することができた。

Current Status of Research Progress
Reason

24年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • Research Products

    (4 results)

All 2013 2012

All Journal Article (4 results)

  • [Journal Article] 玉井五一氏に聞く――一文学活動家・編集者としての戦後史2013

    • Author(s)
      山口直孝
    • Journal Title

      人文論叢

      Volume: 90 Pages: 35-91

  • [Journal Article] 大西巨人氏に聞く――作品の場をめぐって2012

    • Author(s)
      石橋正孝・橋本あゆみ・山口直孝
    • Journal Title

      人文論叢

      Volume: 89 Pages: 109-163

  • [Journal Article] 革命に向かう持久の思考――湯地朝雄「大衆はどこへ行ったか――吉本隆明における戦後責任と戦後転向」解題2012

    • Author(s)
      山口直孝
    • Journal Title

      社会評論

      Volume: 170 Pages: 144-151

  • [Journal Article] 批評のインターナショナリズム――大西巨人「寓話風=牧歌的様式の秘密」の位置2012

    • Author(s)
      山口直孝
    • Journal Title

      季刊メタポゾン

      Volume: 7 Pages: 266-269

URL: 

Published: 2014-07-24  

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