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2012 Fiscal Year Annual Research Report

森川竹ケイ詞の研究―訳注と整理―

Research Project

Project/Area Number 22520211
Research InstitutionRitsumeikan University

Principal Investigator

萩原 正樹  立命館大学, 文学部, 教授 (20250532)

Project Period (FY) 2010-04-01 – 2013-03-31
Keywords森川竹ケイ / 明治 / 詞 / 鴎夢新誌 / 夢餘稿
Research Abstract

本研究の目的は、日本における唯一の填詞専家と言われる森川竹ケイの作品の訳注を作成し、日本詞の一つの頂点を示している彼の作品の文学的な価値の一端を明らかすることである。その作品世界を明らかにすることによって、今後『詞律大成』に代表される彼の詞学研究の成果についても正当な評価を与えていけるものと考えている。
本研究は、竹ケイの死後に久保天随によってまとめられた詞集『夢餘稿』影印本を底本として訳注作業を進めてきたが、この『夢餘稿』には収録されなかった作品も有り、また『夢餘稿』に収録されていても雑誌掲載時と本文が異なっていることもしばしばあって、正確な訳注を作成するためには諸種の雑誌掲載本文との厳密な校訂が必須である。この整理校訂作業は予定通り完了し、竹ケイ詞の底本を作成することができた。また竹ケイは、友人・知人との贈答や唱酬の作品を多く作成しており、それらの綿密な分析を通して竹ケイの事迹を編年化してとらえる作業も進めた。その研究成果として昨年度の「森川竹ケイ年譜稿(上)」に続いて「森川竹ケイ年譜稿(中)」を発表し、竹ケイの前半生を明らかにした。またこれらの知見をもとに竹ケイの詩詞を読み進める作業も行ってきたが、研究期間中に全作品に訳注を施すことはできなかった。これについては次年度以降も継続して作業を進めていきたい。「年譜稿(下)」及び訳注についてはなお未発表であるが、今後順に発表していく予定である。
平成24年度は、こうした研究調査に必要な各種資料や明治期の雑誌・詩集、また周辺の詩人・作家等に関する研究書や中国詞学関連資料を科研費によって購入した。また国内旅費を使用して学会に参加し、専門の研究者と意見交換などを行った。

Current Status of Research Progress
Reason

24年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • Research Products

    (1 results)

All 2013

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results)

  • [Journal Article] 森川竹ケイ年譜稿(中)2013

    • Author(s)
      萩原正樹
    • Journal Title

      学林

      Volume: 56 Pages: 60~117

    • Peer Reviewed

URL: 

Published: 2014-07-24  

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