2012 Fiscal Year Annual Research Report
リアリズム小説に投影された「長い19世紀」におけるインテリア概念の変遷
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22520283
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Research Institution | Seinan Gakuin University |
Principal Investigator |
三宅 敦子 西南学院大学, 文学部, 准教授 (10368970)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 英文学 / 文化史 / 19世紀 |
Research Abstract |
本年度は研究計画の最終年度であるが、当初の予定よりも学務が増加し、また予定外の研究発表をしなければならなくなったため、4月に計画していた内容を途中で変更した。そのために当初予定していた研究計画は遅れ、本来なら時間に余裕がある場合に行う予定であった研究を先に実施することになった。 当初の予定では、本年度はアンソニー・トロロープの作品を重点的に研究する予定であったが、2012年6月にディケンズ・フェロウシップ日本支部でディケンズについて発表することになったため、トロロープとの比較を念頭に置いて、これまでのインテリア表象についての研究で未着手であったディケンズの『ドンビー父子』におけるインテリア表象と執筆当時のディケンズのインテリアへの関心について研究し、発表した。 そののち、2013年度の日本英文学会第85回大会においてシンポジウムのスピーカーとして発表することになったため、今度はトロロープと比較する予定であったジョージ・ギッシングとヘンリー・ジェイムズについて研究することになった。研究の対象として取り上げる作品は、それぞれ_The Paying Guest_と_The Spoils of Poynton_で、これまで研究に着手していなかった作品である。これについては2013年5月末に発表する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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