2014 Fiscal Year Annual Research Report
サルトルの初期批評文芸作品の生成コンテクストに関する研究
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22520305
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
重見 晋也 名古屋大学, 文学研究科, 准教授 (40303573)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | ドイツ占領下フランス文学 / サルトル / 『コンフリュアンス』誌 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は科学研究費の補助を受けて実施した研究計画の最終年度にあたり、これまでの研究を総括すべく、1)フランス国立図書館(以下、BnF)における資料調査、2)五年間で収集した資料の整理、3)研究計画全体を総括する論文の作成、以上三点の研究活動を実施した。 1)研究計画の最終年度ではあったが、研究計画の三年目から研究の俎上に上ってきた文芸誌Confluencesの精査を継続して実施するために、本年度もBnFにおいて資料調査を実施した。実施場所は過年度までと同様にフランソワ・ミッテラン館とアーセナル館であった。本年度は、Confluences誌の第31号から実質的にドイツ占領下から解放された第一号となる第1号までの八号分を対象として、他の文芸誌に対するレビューなどについて詳細な調査を過年度より継続しておこなった。 2)本年度の調査を含めて本研究計画の実施期間中におこなった調査で収集した資料については、研究代表者が管理するwikiサイト(http://rlfsoa.wikidot.com/)にて公開している。同サイトでは、平成24年度より作成してきた『科学研究費補助金中間報告書』の三回分のPDFファイルと、さらに本研究計画において参照・閲覧した参考文献等も掲載し、研究成果の社会発信に努めた。 3)平成22年度より五ヶ年の計画で進めてきた本研究計画を総括として、平成27年3月に「『コレージュ・スピリチュエル』としての『ボードレール』」と題する論文にまとめ、『名古屋大学文学部研究論集』に発表した。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(2 results)