2010 Fiscal Year Annual Research Report
パリという首都風景の誕生 -フランス大革命から世界大恐慌まで-
Project/Area Number |
22520326
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Research Institution | Sophia University |
Principal Investigator |
澤田 肇 上智大学, 文学部, 教授 (60235471)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
五十嵐 太郎 東北大学, 工学研究科, 教授 (40350988)
北山 研二 成城大学, 文芸学部, 教授 (90143130)
栗田 啓子 東京女子大学, 現代教養学部, 教授 (80170083)
南 明日香 相模女子大学, 学芸学部, 教授 (20329212)
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Keywords | パリ / 首都 / 風景 / 文学 / 比較文化 / 経済史 / 建築 / 美学 |
Research Abstract |
科学研究費補助金により推進している研究の成果を公開するために、2011年1月29日(土)の午後3時から7時まで上智大学においてシンポジウムを開催した。シンポジウムの名称は、研究課題名「パリという首都風景の誕生-フランス大革命から世界大恐慌まで-」そのものである。研究発表の題目は、ゲストスピーカーによるものを含め、以下のとおりである。 1、 澤田肇「ナポレオン帝政・王政復古・七月王政下の首都改造-『人間喜劇』に見るパリの変貌-」 2、 栗田啓子「地上の世界、地下の世界-19世紀パリの上下水道整備と土木エンジニア-」 3、 北山研二「変容するパリの記憶・風景-写真的次元で-」 4、 三宅理一「ガラスのつくった新たな都市景観」 5、 南明日香「世紀末の彫刻狂(スタテユオマニ)-パリの彫像ブーム-」 6、 五十嵐太郎「パリの街並みをスキャンする」 研究実施計画において記載した共同研究会を公開シンポジウムという形で実現したことは、発表者の間ばかりではなく会場とも行われた質疑応答を通して複眼的思考を共有できたばかりでなく、新たな知見を広める出発点ができた。学期末試験期間中という時期にもかかわらず25名あまりの研究者や学生が聴衆として参加してくれた。その時の発表内容は、備考にURLを記す上智大学OCWにおいて公開する。また2010年度には、五十嵐、北山、澤田の三名がフランスに出張し、それぞれ調査研究を行った。その成果の一部はシンポジウムですでに紹介され、またそれ以外は次年度の論考の準備に活用されることになる。
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Research Products
(7 results)