2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22520357
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
平田 由美 大阪大学, 文学研究科, 教授 (60153326)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 移動と文学 / 植民地主義 / 引揚げ・復員 / ポストコロニアリズム |
Research Abstract |
研究期間の最終年度にあたる2012年度(一部を2013年度に繰越)は、一橋大学の科研費プロジェクト(伊豫谷登士翁代表)とのコラボレーションを引きつづき進め、成果発表に向けた原稿の集約および編集作業と併行して以下の作業を行った。 1.2012年5月18日: 上海大学当代文化研究中心主催ワークショップ" Thinking in The Vision of Moving "に参加して、堀田善衛『上海にて』に関する報告を行い、「移動」におけるジェンダー研究に関する情報交換を行った。 2.2012年7月:オーストラリア国立大学アジア太平洋学院と大阪大学科研プロジェクト(北原恵代表)共催のワークショップに参加し、日本への密航者であり北朝鮮帰国者である朝鮮人画家・曹良奎についての報告を行った。 3.2012年8月:海外研究協力者および国内研究協力者ら論文執筆メンバーに、出版社から担当の編集者を加えた研究会を開き、各論の最終原稿について検討を行った。論文相互の連携と論文集としての一体性を確保するための編集方針を決定し、論文間の調整作業を行った(~13年8月。2014年1月に『「帰郷」の物語/「移動」の語り:戦後日本におけるポストコロニアルの想像力』を研究成果として平凡社から刊行)。 4.2013年11月:国内の研究協力者とともに中国美術学院(杭州市)主催の研究集会" Art and History in Intellectual History of Mankind”に参加し、あわせて清末の中国人女性留学生に関する資料収集を行った。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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