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2012 Fiscal Year Annual Research Report

ロマンス語における冠詞の対照研究

Research Project

Project/Area Number 22520381
Research InstitutionHokkaido University

Principal Investigator

藤田 健  北海道大学, 文学研究科, 准教授 (50292074)

Project Period (FY) 2010-04-01 – 2013-03-31
Keywords不定冠詞 / フランス語 / スペイン語 / イタリア語
Research Abstract

本研究は、フランス語・スペイン語・イタリア語という三つのロマンス諸語の冠詞の分布を対照的に考察することを目的としている。本年度は最終年度にあたり、不定冠詞の分析を行った。既に終えているフランス語とスペイン語の対照分析に続くものとして、フランス語とイタリア語、イタリア語とスペイン語の対照分析を進めた。前者については、仏語原典と伊語訳、伊語原典と仏語訳、他言語原典の仏語訳と伊語訳を、後者については西語原典と伊語訳、伊語原典と西語訳、他言語原典の西語訳と伊語訳を資料体として用い、その分布を詳細に検討した。
その中で明らかになったのは、無冠詞との競合という点でそれぞれの言語に相違点が見られるという特徴である。不定冠詞及び他の冠詞の分布を観察することによって、決定詞としての無冠詞の機能が最も限定されているのがフランス語であるのに対して、無冠詞が不定冠詞の機能の一定の部分を担っているのがスペイン語であるということが示された。これは、無冠詞という要素の位置づけが同じロマンス諸語の中でも言語によって異なっていることを意味する重要な事実であると言える。
また、三言語において共通に観察される事実として、不定冠詞と定冠詞の機能的連続性があげられる。一般に不定冠詞と定冠詞は定・不定という対立する概念と結びつく要素であると考えられるが、その分布を見ると、一方の言語の不定冠詞が他方の言語の定冠詞に対応する例が少なからず観察される。この事実は、定冠詞と不定冠詞の機能配分は完全な境界線が定められるものではなく、その中間に両者が共存する領域が存在することを示唆している。これに対して、不定冠詞と部分冠詞はその機能的分化がかなり明瞭であることも示された。
以上の研究成果は、フランス語とイタリア語の分析はイタリア語による論文で、イタリア語とスペイン語の分析はスペイン語による論文で今年中に随時公刊する予定である。

Current Status of Research Progress
Reason

24年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • Research Products

    (2 results)

All 2013 2012

All Journal Article (2 results) (of which Peer Reviewed: 1 results)

  • [Journal Article] フランス語とイタリア語における部分冠詞の分布について2013

    • Author(s)
      藤田 健
    • Journal Title

      北海道言語文化研究

      Volume: 第11号 Pages: 77-98

    • Peer Reviewed
  • [Journal Article] Considerations contrastives de l'article indefini en francais et en espagnol2012

    • Author(s)
      Takeshi FUJITA
    • Journal Title

      北海道大学文学研究科紀要

      Volume: 138号 Pages: 31-62

URL: 

Published: 2014-07-24  

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