2012 Fiscal Year Annual Research Report
山口方言の特殊拍におけるアクセント核の維持に関する知覚と産出についての世代間比較
Project/Area Number |
22520404
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Research Institution | Yamaguchi Prefectural University |
Principal Investigator |
池田 史子 山口県立大学, 国際文化学部, 准教授 (10275430)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
玉岡 賀津雄 名古屋大学, 国際言語文化研究科, 教授 (70227263)
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Project Period (FY) |
2010-10-20 – 2013-03-31
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Keywords | 山口方言 / 特殊モーラ / アクセント核 / 世代差 |
Research Abstract |
本年度は,前年度までに行った,山口方言においてアクセント核が特殊モーラ上に来ることができるか否かについての調査結果をまとめ公表した。 山口県内にのみ居住歴を持つ,若年層16名と老年層16名の,撥音/N/,長音/H/,促音/Q/,二重母音/ai/の副母音の4種類の特殊モーラを含む60語(各15語)の産出において,特殊モーラにアクセント核を置く頻度を世代間で比較した。 その結果,若年層ではアクセント核を同一シラブル内の1つ前のモーラへ移動させて発音する傾向が強く,老年層に比べて特殊モーラにアクセントを置く発音が大幅に減少していた。特殊モーラにアクセント核を置いた頻度は,/N/では老年層39.58%に対して若年層5.42%,/H/では老年層44.58%に対して若年層1.67%,/Q/では老年層13.33%に対して若年層0.83%,/J/では老年層58.75%に対して若年層10.83%であった。 老年層の間で,アクセント核が置かれる頻度は特殊モーラによって大きく異なり,3つに分かれ,多い順に /J/>/H/=/N/>/Q/となった。若年層の間では特殊モーラにアクセント核が置かれる頻度はかなり少なくなっていた。少ないなかでも3つに分かれ,多い順に /J/>/N/>/H/=/Q/となった。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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