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2012 Fiscal Year Annual Research Report

アイスランド語における相互表現の研究

Research Project

Project/Area Number 22520428
Research InstitutionKanazawa University

Principal Investigator

入江 浩司  金沢大学, 歴史言語文化学系, 教授 (40313621)

Project Period (FY) 2010-04-01 – 2013-03-31
Keywords言語学 / アイスランド語 / 相互構文
Research Abstract

本年度は、現代アイスランド語の相互性・共同性を表す接頭辞sam-をもつ動詞と、類似した意味を表す副詞samanの用法の研究を中心に行なった。用例の収集において、書き言葉については新聞記事を主とするコーパスを使用し、話し言葉についてはアイスランド語話者の協力による調査データを使用した。
接頭辞sam-をもつ動詞を調査したところ、sam-によって表される相互性は (a) 主語と目的語の指示対象間、または (b) 目的語の指示対象間、を志向することが多く、複数の辞書の語彙項目を調査した結果では (a) と (b) の割合がほぼ同程度であることがわかった。ラテン語の類似した意味をもつ接頭辞com-をもつ動詞に関する先行研究と比較したところ、本来的な意味の領域はほぼ共通するものの、アイスランド語のsam-は、行為の完結性や強意を表す意味領域には広がっていないことが明らかとなった。動詞以外でsam-をもつ語では、品詞としては名詞と形容詞が多く、特に形容詞については不変化形容詞の割合が高く、また、与格名詞句と結びつくものが多いという特異性があることを明らかにした。
やはり相互性・共同性を表す副詞samanは、動詞との組み合せにおける生産性が高いという点で、動詞との自由な結びつきを生じえない接頭辞sam-と大きく異なる。また、副詞samanによって表される相互性は (a) 主語の指示対象間、(b) 目的語の指示対象間、を志向することが多く、しかも (a) のタイプが多いという点で上記の接頭辞sam-とは異なり、また、行為の完結性や強意の意味領域にも用法が広がっている点でも異なることが明らかとなった。
これは、語源的な関連のある上記の接頭辞と副詞を、相互性という観点から特に動詞との結びつきに焦点を当てて記述した研究として、アイスランド語の語彙と文法の研究に寄与できるものと考えられる。

Current Status of Research Progress
Reason

24年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • Research Products

    (3 results)

All 2013 2012 Other

All Journal Article (1 results) Presentation (1 results) Remarks (1 results)

  • [Journal Article] 現代アイスランド語の接頭辞sam-と相互性2013

    • Author(s)
      入江浩司
    • Journal Title

      金沢大学歴史言語文化学系論集 言語・文学篇

      Volume: 5 Pages: 17-30

  • [Presentation] アイスランド語における逆使役2012

    • Author(s)
      入江浩司
    • Organizer
      日本言語学会第145回大会
    • Place of Presentation
      九州大学箱崎キャンパス
    • Year and Date
      20121125-20121125
  • [Remarks] 金沢大学学術情報リポジトリKURA

    • URL

      http://dspace.lib.kanazawa-u.ac.jp/dspace/

URL: 

Published: 2014-07-24  

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