2010 Fiscal Year Annual Research Report
東アジア複言語コミュニケーション・データベースの構築
Project/Area Number |
22520445
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
砂岡 和子 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (70257286)
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Keywords | 社会言語学 / 言語応用能力 / 言語習得 / 複言語コミュニケーション / 話し言葉データベース / 口語コーパス / 談話調整 / 協調学習 |
Research Abstract |
研究開始年の平成22年は複言語コミュニケーションのデータベースと、公開用プラットホームの基本理念を検討し、構築に向けて具体的な準備を行った。平行して中国語、日本語、英語など複数言語使用場面の生データ収集と分析のための予備調査を進めた。 ・データベース構築 北京大学と共同で、相互インタラクションと多機能操作が可能なWeb動画アノテーションプラットホームVideo Corpus Learning Platfomを開発した。半年間は外部会社に委託し、仮想マシン上で試行運用し、データベースのアップロードと分析を行った。 ・公開用プラットホームの完成 2011年1月以降、外部サーバーをレンタルし公開用プラットホームに移行した。登録すれば誰でも閲覧でき(https://www.asiancorpus.org/default.aspx?g=postmessage&f=1)テキスト書き起し完了した録画18本を公開している。 ・複言語話し言葉コミュニケーション実践データの収集と分析 北京、台湾、日本の複数大学で、日本語と中国語による学生テレビ会議を隔週実施し、毎回の録画収録とテキスト書き起しを進め、実践データを蓄積した。平行して早稲田大学国際教養学部、アジア太平洋研究所、および早稲田大学北九州情報生産システム研究科在学中の外国留学生を対象に、講義やゼミでの言語使用の実態についてアンケート調査と言語能力の測定を行った。同時に、複言語使用による講義時、教員と受講者間に起こる談話調整と協調学習のインターアクションを、話者同士の言語資源共有という観点から講義録画の定量分析を行った。 ・付記:H23年3月大震災の影響で当初計画の一部変更を余儀なくされたが、H23年7月までに複言語コミュニケーションモデル評価と事例データベース化の検討を終えた。
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[Book] 焦点中国2011
Author(s)
植屋高史, 鄭偉, 谷川栄子, 阿古智子, 砂岡和子
Total Pages
105
Publisher
白帝社
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