2012 Fiscal Year Annual Research Report
東アジア複言語コミュニケーション・データベースの構築
Project/Area Number |
22520445
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
砂岡 和子 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (70257286)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 複言語コミュニケーション / 話し言葉データベース / 口語コーパス / 協調学習 |
Research Abstract |
前年に続き複言語コミュニケーションのデータベース資源の量的拡充を行うとともに、多言語、複言語使用の教育実践と、その効果について調査分析を進めた。 本年度のデータ収集は、①日本語、中国語による討論録画、②中国語イマージョン講義録画および同録音、③同上チャット交信記録を蓄積した。以下が内容と時間数である。①日本語、中国語によるアジア4大学間学生テレビ討論の録画計17回(約20時間分)、②中国語イマージョン講義録画5回(約8時間分)、同録音10回(15時間分)、③中国語授業(約10時間分)ならびに中国語イマージョン授業時のチャット交信ログデータ(約5時間分)。①の録画2本は全テキスト書き起しと内容分析を完了し、他の①録画、②③のデータは原版を保存した。これらの資料に基づき、多言語、複言語使用状況における参与者間の協調学習ついて分析を進めた。並行し外国語の学習動機に関する6言語共通全国大規模アンケート調査の回答データに基づき、英語を含む他の外国語と比較し、中国語学習者の特徴と教育課題について分析を行なった。前年からVideo Corpus Learning Platformを構築し、録画データの一部を公開したが、H24年度はレンタルサーバ経費を捻出することが困難となり、現在は所属機関の授業用ポータルサイトと研究代表者のサーバに保存する。今後早期に公開用サイトへの移行、もしくは単体媒体での配布を準備中である。 ・多言語、複言語使用と参与者の協調的コミュニケーション育成要件の分析 日本における多言語、複言語使用環境の特徴を、他地域、他機関ならびに他の外国語と比較を行ない、論文執筆と学会発表を行なった。近隣アジア諸国の複数言語を使用し、参与者同士の協調的コミュニケーションを育成する中国語教育環境の諸要因を抽出し、自律的学習者養成の参照データとする。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(11 results)